こんにちは、土日休み.com運営部です。
「IIJモバイル」というサービスをご存知でしょうか?
IIJモバイルは「㈱インターネットイニシアティブ」が運営を行う法人向けモバイルサービスです。
法人向けのプランには完全定額制の「定額プランL」、段階的に利用料金が変動する「三段階定額プランL」、月額900円からのエントリープランの「定額プランライト」、IoT/M2向けプランの「タイプI」の4つのプランが提供されています。
この記事ではIIJモバイルの「定額プランL」について料金やおすすめオプションなどの詳細からメリットやデメリットなどを解説していきます。
IIJモバイルの「定額プランL」とは?
IIJモバイルの「定額プランL」とは月間データ容量が10GBで月額料金が5,500円の法人向けプランです。
データ通信のみのもので、タイプD(ドコモ回線)とタイプK(au回線)を選ぶことができます。
定額プランで利用できるデバイスはUSB、WiFiルータ、SIMカードの3種類です。
「定額プランL」の料金について
定額プランLの料金は完全定額制なので月額5,500円です。
IIJモバイルの最終的な月額料金は以下の3つの合算となります。
- 回線料金(定額プランLなど)
- 端末レンタル料金(レンタル機器はWiFiルーターのみ)
- オプション・付加機能料金
「定額プランL」がおすすめな人は?
IIJモバイルの定額プランLは以下のような人におすすめです。
- 音声通話が必要ない人
- 毎月2~10GBデータ通信をする人
- 複数端末を契約をする人
定額プランLはデータ通信のみのため音声通話ができません。
そのため音声通話が必要ないという方におすすめです。
また2GB以上のデータ通信を毎月する人に適しています。
データ通信が2GBを下回る場合や月の使用量がマチマチの場合はデータ通信に応じて利用料金が変動する「三段階定額プランL」を契約したほうが良いでしょう。
複数端末を契約しオプションにデータシェアオプションをつけると10GBを超えてしまった場合にも、データ使用量の少ない端末からデータ量をシェアすることもできるため、法人用として複数台導入予定の人におすすめです。
IIJモバイルの「定額プランL」のおすすめオプションは?
ここではIIJモバイルの「プランL」におすすめのオプションを紹介します。
データシェアオプション
- 初期費用:20,000円
- 月額費用:0円
- タイプD・タイプK対応
定額プランLでは月間データ容量の上限が10GBなので、10GBを超えた場合通信速度制限に陥ってしまいます。
データシェアオプションを利用すると、同一契約内のLTE回線全体でデータ通信量をシェアできるので、利用頻度の少ない回線の通信量も無駄なく使うことができます。
データシェアオプションの利用条件
データシェアオプションの利用条件は以下の通りです。
- 定額プランLに5回線以上を契約している場合、タイプDとタイプK間でもデータシェアが可能
- 15GB以上の大容量プランでは利用不可
- タイプDの場合は回線がLTEのみ
- 3契約以上でのデータシェアは不可
国際ローミングオプション
- 初期費用:0円
- 月額費用:基本料金0円+国際ローミング通信料金
- タイプDのみ
国際ローミングが可能になるオプションで、海外でそのまま利用できるため、海外での出張がある場合などに重宝します。
海外での提供エリアはNTTドコモ国際ローミング「WORLD WING」と同様です。
IIJモバイルBiz+サービス
- 初期費用:10,000円/契約
- 月額費用:300円/アカウント
- タイプD・タイプK対応
IIJモバイルBiz+サービスは回線の通信制御機能を付与しセキュリティ性能を向上させるものです。
業務上で不要なサイトへの接続を禁止したり、IMEI認証によって指定端末のみの通信を許可することで情報漏洩のリスクを防ぐことができます。
社員に支給する場合はセキュリティの観点から是非加入しておきたいオプションです。
IIJモバイルの「定額プランL」のメリット・デメリットについて
ここではIIJモバイルの「定額プランL」のメリット・デメリットを解説していきます。
「定額プランL」を使うメリット
「定額プランL」を使うメリットは、以下のようになっています。
- 月間データ容量が10GBと大容量
- オプション加入によってデータ量を無駄なく使える
- ドコモ回線とau回線を選べる
定額プランLは月間データ容量が10GBと大容量で、ビジネスシーンでは十分な容量で安心して使えます。
データシェアオプションに加入することで他の回線からデータをシェアすることができ無駄なく10GBを使えることは大きなメリットです。
また運用場所に合わせて繋がりやすいドコモかauの回線を選べるのもIIJモバイルのいいところとなります。
「定額プランL」を使うデメリット
「定額プランL」を使うデメリットは、以下になります。
- テレワーク運用には不向き
- タイプKでは国際ローミングが使えない
- スマホとセット購入ができない
テレワークは一般的に1日1~2GBが必要と言われています。
IIJモバイルの定額プランLはデータ量の上限が10~15GBですので、テレワークに使う場合は容量がやや不安です。
またIIJモバイルではモバイルルーターなどのレンタルは行っているものの、スマホの取り扱いがないため、自分でスマホやタブレットを用意する必要があります。
複数回線を検討している場合はスマホの準備を別で行わなければなりません。
IIJモバイルの「定額プランL」を利用する際の注意点
ここではIIJモバイルの「定額プランL」を利用する際の注意点を解説します。
タイプDの初期費用
タイプD(ドコモ回線)で契約をした場合、初期費用として1契約あたり20,000円がかかります。
タイプDのみ初期費用がかかるため注意が必要です。
データシェアオプションの上限は15GB
データシェアオプションは他回線からデータをシェアするば回線数分のデータ容量を1回線で全て使うということはできず、上限は15GBです。
例えば5回線を定額プランLを契約した場合、50GB(10GB×5回線)をシェアすることができますが、1回線で50GBを使うことはできず、15GBを超えた場合通信速度制限となり低速通信になってしまうので注意が必要です。
まとめ
IIJモバイルの「定額プランL」をまとめると以下になります。
- 月間データ容量は10GB
- データ通信のみ提供
- ドコモ回線・au回線を選べる
- データシェアオプションに加入すればデータ量を無駄なく使える
- データ容量的にテレワークには不向き
- スマホとセット購入ができない
結論としてIIJモバイルの「定額プランL」はビジネスシーンでの使用に特化しておりおすすめです。
海外利用やデータシェアなどのオプションをつければより多くの場面で使うことができます。
法人向けであるにも関わらず公式サイトの作りがしっかりしているのも珍しく、サービスに安心感があります。
レンタル機器にスマホの取り扱いがないところが惜しい点です。
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