どのような業種でもPCやスマホを活用するようになった現在、セキュリティ対策は必須と言えます。理由は単純明快で、被害に遭った際のリスクや損害が非常に大きいからです。
サイバー攻撃の目的第一位である『情報漏洩』について、日本ネットワークセキュリティ協会の調査によると、1件あたりの平均想定損害賠償額がおよそ6億3767万円であるとされています。
この情報だけを見ると「うちは中小企業だから狙われないだろう」「規模が小さいからそこまで大きな額にならないし、大丈夫だろう」と思うかもしれません。
しかし実態は真逆で、現在では中小企業こそサイバー攻撃の標的となっているのです。というのも、大企業は当然のようにそれなりの対策をしています。ホワイトハッカーを雇う余裕やセキュリティ対策専門の部署がある企業も多いでしょう。このような企業の情報を直接盗むのは困難です。
では、次に犯罪者はどう考えるでしょうか？その答えが、セキュリティの甘い中小企業を狙うことです。中小企業を狙うことで、サイバー攻撃の成功率が高まり、さらには大企業を攻撃するための踏み台にすることができるからです。
これをサプライチェーン攻撃と言います。
実際に中小企業庁によるデータを見ると、売り上げ10億円以下の企業のセキュリティトラブルによる被害は売り上げの高い企業に比べて圧倒的に高いのが分かります。
セキュリティの重要性については上記で説明しましたが、それにも関わらず中小企業のセキュリティは甘いところが多く、被害が減らないというのが現状です。
一番の原因は、『セキュリティ対策は行っても表面上の効果が見えづらい』ということにあります。
セキュリティ対策をしたからといって直接的に売り上げが上がるということはないため、余裕がない会社はどうしても後回しにしがちです。しかし、セキュリティ対策は予防接種のようなもの。企業の場合は一度ウイルスが入ると致命的な被害が出てしまいます。情報漏洩や復旧にかかる莫大なコストや手間を考えると、普段から予防をしておく方が圧倒的に安く済みます。
病気になってから医者に行くより、普段から健康な生活を心がけて予防をしておく方が良いということは誰もが理解できるはずですよね？その予防を、ただ置いておくだけでお任せできてしまうのがUTMなのです。
UTMはその手軽さとコスパの良さから、近年では中小企業での導入が10年前と比べて45%以上増加しています。
いくら「セキュリティ対策が必要」だとデータで言われても、実際の被害に遭わなければなかなかイメージできないですよね。ここでは、実際にUTMを導入するに至った会社様の被害例をお話しようと思います。
その会社は従業員12名の小さな会社でしたが、売上も右肩上がりで非常に順調。来年は社員旅行でグアムに行こうという計画まで立てていました。
ところがある日突然、社長が銀行の残高を確認したら1,000万円が引き抜かれていたという事件が発生しました。
しかもそのお金は会社の利益ではなく、得意先の会社からシステムの開発費として一時的に預かっていた資金だったのです。
資金が無くなったことでシステム開発の案件は潰れ、その会社は得意先から責任問題を問われ多額の損害賠償を求められ、契約の打ち切りという最悪の状況にまで至りました。
結果、その年の決算は赤字。もちろん社員旅行の計画は一瞬にして閉ざされてしまったというわけです。
一体何が起こったのでしょうか？
事の始まりは社員のPCにウイルスが入ってしまい、社内の人間しかアクセスできない情報に他の人がアクセスできる状態になってしまっていたことが原因でした。
その結果、ネットバンキングでお金を引き出されてしまったというわけです。
結局、その会社の被害額はトータルでおよそ2,000万円だったそうです。経営状況が右肩上がりの会社が一瞬にして倒産の危機に立たされてしまったのです。
大元の原因は、これといったセキュリティ対策をしていなかったことでした。
上記のような事態は、セキュリティ対策の甘い会社であればいつどこで起こっても不思議ではありません。では、どのような対策をしていれば、このような被害を防ぐことができたのでしょうか？
国が定めているセキュリティガイドラインによると、必要な対策は以下の通りです。
しかし、これらを継続的に行うにはかなりの手間とコストがかかります。
また、セキュリティ対策というと真っ先に思いつくのがセキュリティ対策ソフトだと思いますが、結論から言うとソフトだけでは上記の目標が達成できません。
ソフトでは通信やアクセスを監視・制限することはできませんし、「アップデートのし忘れ」のような人為的なミスが命取りとなってしまうからです。さらに、1台のPCに感染すると対策済みの他のPCにも広がってしまい、さらには外部に迷惑をかける可能性も出てきてしまいます。
UTMの場合は設置するだけで自動更新され、ウイルスや不正な通信を根元から一括でブロックします。また、ウイルスや不正な通信を社内や社外へ広げることも防いでくれます。
つまりは、UTMを設置すればコストと手間を最小限に抑えて必要なセキュリティ対策を行うことができるという訳です。
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今まで可能な限り安く導入するために「相見積を１社１社から取り寄せる」という面倒な作業をしてきた会社様もいると思います。しかし、その面倒な作業を土日休み.comを利用することで省略することができます。
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オフィス製品はUTMに限らず、専門的な知識を必要とするものが多いため、「自分で適切な商品を買う」「自分で配置・設定をする」といったことが難しいのが現実です。
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Q１.UTMとはどのような装置なのですか？
UTMはセキュリティ対策のための機能が備わった装置です。実物はWi-Fiのルーターのようなものです。機能面でのイメージとしては、空港の関税を思い浮かべていただけると分かりやすいです。外国(外部)から危険なものをシャットアウトするとともに、国内(社内)から重要なものが流出しないようにチェックするはたらきをしています。
Q２.UTMを導入すれば絶対に安全なのですか？
UTMを導入したからといって100%被害を防ぐという事を保証するものではありません。
ただし、セキュリティソフトとは異なり、各パソコン毎の対策ではなく、根本から脅威を排除できるため、UTMの導入により会社のセキュリティが格段に上がることは確実と言えます。
Q３.導入費用以外に別途かかる料金はありますか？
リース料金、または一括購入代金以外の費用はかかりません。
Q４.１台のUTMで何台のパソコンまでカバーできますか？
１台のUTMでカバーできるパソコンの台数は以下の通りです。
また、各UTM端末をアップグレードすることができ、会社の人数に応じてカバーできるパソコンの台数を増やすことができます。
| 項目 | 対策可能台数 | アップグレードによる 最大対策可能台数 |
| SS5000Ⅱ | 15台 | 60台 |
| NISG3000 | 15台 | 100台 |
| UTM200 | 25台 | 50台 |
Q５.導入までにはどのくらいの時間がかかりますか？
お申し込みから１週間前後を１つの目安として頂ければと思います。
その他、ご不明な点がございましたら気軽にお問い合わせください。
