こんにちは、土日休み.com運営部です。
今回は自由放題ビジネスフォンについて解説していきます。
自由放題ビジネスフォンは通話料などの維持コストの安さを売りにしたクラウドPBXです。
導入実績としてペプシコーラ、三菱電機株式会社、日本マクドナルド株式会社などがあり、信頼できるサービスとなっています。
公式サイトでは従来のビジネスフォンとの費用の比較や導入時のコストのシミュレーションが行われており、コストの安さを売りにしています。
クラウドPBXは料金が高いというイメージがありますが、自由放題ビジネスフォンではどのようにして安さを実現しているのでしょうか?
この記事では自由放題ビジネスフォンの特徴やメリット・デメリット、向いている会社や向いていない会社を解説し、自由放題ビジネスフォンのコストの安さを解明していきますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
自由放題ビジネスフォンの特徴は?
自由放題ビジネスフォンはコストが安く、様々な使い方ができるクラウドPBXです。
自由放題ビジネスフォンの特徴
自由放題ビジネスフォンの特徴は以下のような特徴があります。
- 様々な端末をビジネスフォン化
- 全通話丸ごと録音ができる
- ビジネスチャット機能
- ログイン不要、設定も簡単なビデオチャット
- 全国主要219エリアの市外局番に対応
- 国際標準のSIPフォン対応
- 維持コストが安い
様々な端末をビジネスフォン化
自由放題ビジネスフォンは卓上電話機、パソコン、スマホ、タブレットなどに専用アプリをインストールするだけで、簡単にビジネスフォン化が行えます。
会社内はもちろん外出先、営業先、支店間など場所を問わず使用できます。
また専用アプリを入れている端末を使えば、社員同士の電話は全て内線となり、通話料は0円です。
外出先からスマホで電話をする際も会社の電話番号で発信することができます。
自宅やオフィス、外出先でも使えるため、テレワークにも最適なサービスです。
国際標準SIPフォンに対応しているため、卓上電話機で使用する場合、SIPフォンに乗り換えれば導入できます。
全通話丸ごと録音ができる
自由放題ビジネスフォンには全通話録音機能が備わっています。
メモができない状況でも通話内容を録音することが可能で、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
さらにマネージャーは部下のインバウンド/アウトバウンドなどの電話による活動係数をオフィス内外で全て把握できます。
ビジネスチャット機能
自由放題ビジネスフォンにはビジネスチャット機能が備わっています。
スマホで個人のLINEアカウントを使うことなく、チャットツールを使うことが可能です。
社内専用サーバーで管理されているため、セキュリティ面も安心して使用することができます。
ログイン不要、設定も簡単なビデオチャット
自由放題ビジネスフォンにはビデオチャット機能が備わっています。
ビデオチャットの参加者はログインが不要で、設定も簡単なため、突然ビデオ会議を行うとなった場合にも対応できます。
全国主要219エリアの市外局番に対応
自由放題ビジネスフォンは全国主要219エリアの市外局番に対応しています。
通常のクラウドPBXでは「03」や「06」などの市外局番と「0120」や「0800」のフリーダイヤルを取得でき、取得できる市外局番は事務所の所在地の番号に限ります。
しかし自由放題ビジネスフォンでは広いエリアで市外局番を取得でき、地域密着型の企業や全国展開している企業まで使うことが可能です。
また移転時には自由放題ビジネスフォンはクラウドPBXであるため、電話番号やPBXの変更は必要ありません。
国際標準のSIPフォン対応
自由放題ビジネスフォンは国際標準SIPフォンに対応しています。
社会的信用の向上のため固定電話が必要だという場合でも、SIPフォンで代用が可能です。
維持コストが安い
自由放題ビジネスフォンは維持コストが安いです。
クラウドPBXであるため、従来のビジネスフォンのように設備やビジネスフォン本体、配線工事などの費用が一切かかりません。
また通話料金もコストカットすることができます。
自由放題ビジネスフォンの価格設定が外線時の通話料を3分辺り一律7.4円とされており、他社よりも1~3円程度安い設定となっています。
社内間、社用スマホからオフィスへの電話は内線通話を使い0円にし、取引先への電話はIP通話となり通常よりも通話料金が大幅にカットできます。
自由放題ビジネスフォンの新品の料金
自由放題ビジネスフォンの料金は公式ホームページに記載がなく、具体的な料金は見積りを行わなければなりません。
自由放題ビジネスフォンを導入するメリット・デメリット
ここからは自由放題ビジネスフォンを導入するメリットとデメリットを解説していきます。
自由放題ビジネスフォンを導入するメリット
自由放題ビジネスフォンを導入するメリットは以下の3つがあります。
『メリット』
- 維持コストを大幅に削減できる
- 高音質通話が可能
- 管理機能で業務効率アップ
自由放題ビジネスフォンはクラウドPBXのため月額料金が発生するものの、一般的なビジネスフォンに比べ維持コストを大幅に削減することができます。
PBXなどの設備の導入や専用のビジネスフォンの購入を0円に抑えることができ、内線化を行うため会社支給の携帯電話の料金も抑えることができます。
また自由放題ビジネスフォンは外線時の通話料を3分辺り一律7.4円まで抑られ圧倒的な安さが実現されています。
具体的な例として自由放題ビジネスフォンとNTTの通話料の比較が以下の表の通りです。
通話料比較 | 自由放題ビジネスフォン | NTT |
固定電話への通話 | 7.4円/3分 | 8.8円/3分 |
携帯電話への通話 | 15.4円/3分 | 17.6円/3分 |
また自由放題ビジネスフォンは高音質な通話が可能だと評判です。
一般的にIP通話の音質は固定電話よりも音節が劣るとされています。
しかし自由放題ビジネスフォンでは平均オピニオン評価(MOS値)で、固定電話相当以上を証明する4.3を獲得しています。
使用されているコーデックのPCMU(G.711μ-law)は、国連の専門機関である国際電気通信連合(ITU)からも高く評価されています。
さらに自由放題ビジネスフォンは管理者機能が多彩で、業務効率の向上に繋がります。
発着信数、通話時間、稼働状況のリアルタイムでの可視化などの機能によって担当者の業務効率の向上やコスト抑制ができます。
90日間の全通話録音機能によって、顧客の注文内容の確認や記憶違いのトラブルを回避することなどが可能です。
自由放題ビジネスフォンを導入するデメリット
自由放題ビジネスフォンを導入するデメリットは以下の2つがあります。
『デメリット』
- 月額料金がかかる
- 詳細な料金は見積が必要
自由放題ビジネスフォンだけでなく、クラウドPBX全般に言えることですが、1台ごとに月額料金が発生してしまう点がデメリットです。
また料金プランが公式サイトで公開されておらず、詳細な利用料金を知るためには見積もりが必要な点もデメリットとなります。
自由放題ビジネスフォンが向いている会社と不向きな会社
ここからは自由放題ビジネスフォンが向いている会社と不向きな会社を解説していきます。
自由放題ビジネスフォンが向いている会社
自由放題ビジネスフォンのビジネスフォンが向いている会社は以下の通りです。
『向いている会社』
- クラウドPBXで維持コストを安くしたい会社
- 会社支給のスマホがある会社
- テレワークを導入している会社
クラウドPBXを使ってビジネスフォンの維持コストを安くしたい会社には自由放題ビジネスフォンは向いています。
固定電話から会社支給の携帯への電話は内線電話で通話料を無料に抑え、固定電話から取引先などへの電話はIP通話によって通話料を大幅にカットできます。
また会社支給のスマホがある会社も自由放題ビジネスフォンは向いています。
自由放題ビジネスフォンは様々な端末で場所を選ばずに会社のビジネスフォンが使えるところが大きな特徴ですので、会社支給のスマホがある場合は自由放題ビジネスフォンのサービスをより活かすことが可能です。
会社支給のスマホを内線電話として使用することで通話料を抑えることもできます。
さらにテレワークを導入している会社にも自由放題ビジネスフォンは向いています。
ビジネスチャットやビデオ通話などはテレワークと相性がよく、管理者が稼働状況を確認することもできるため、自由放題ビジネスフォンを使えばテレワークでも業務効率の向上に繋がります。
自由放題ビジネスフォンが不向きな会社
自由放題ビジネスフォンのビジネスフォンが向いていない会社は以下の通りです。
『不向きな会社』
- 従来のビジネスフォンで十分な会社
- クラウドPBXの管理を任せられる人員がいない会社
従来のビジネスフォンで十分という会社は自由放題ビジネスフォンは不向きです。
クラウドPBXへの移行はできることの拡張に繋がりますので、従来のビジネスフォンの機能で十分でこれ以上の機能はいらないという場合は自由放題ビジネスフォンを導入しても多くの機能が使わない無駄な機能となってしまいます。
クラウドPBXの管理を任せられる人員がいない会社は自由放題ビジネスフォンに不向きです。
クラウドPBXにはある程度の専門的な知識が必要となり、導入から保守管理を自分たちで行わなければいけない部分があります。
また社員へのマニュアルの作成なども行わなければならないので、クラウドPBXに精通した能力のある人材が必要です。
まとめ
今回は自由放題ビジネスフォンの特徴とメリット・デメリット、向いている会社と向いていない会社を解説しました。
自由放題ビジネスフォンは維持コストの安さを売りとしており、特に通話料が他社よりも安く設定されています。
安くクラウドPBXを使いたいならば自由放題ビジネスフォンが最適です。
ただし自由放題ビジネスフォンはクラウドPBXで基本的にできることは網羅されていますが、特化した機能がありません。
また安さを売りにしているのですが、公式サイトで料金が公開されておらず、見積もりをしなければ詳細な料金がわからないためやや不親切です。
自由放題ビジネスフォンを検討する際には他社の見積もりも一緒に取り、比較するのが良いでしょう。