こんにちは、土日休み.comです。
今回は中規模企業向けのビジネスフォンについて解説します。
実は中規模企業向けのビジネスフォン選びが一番難しいです。
最初から敬遠されてしまいそうな言葉を使ってしまいましたが、難しい機能や言葉が出てくるわけではありません。
選択肢が多すぎるため、その中から1つのビジネスフォンを選ぶのが難しいのです。
メーカーや販売業者から中規模企業向けと宣伝されていても、接続台数がちょうど良いだけで、多くの業種に対応できるように多機能なものがほとんどとなっています。
いろんなビジネスフォンが選択肢に入ってしまい、どれを選べばいいのかわからないと思いますので、この記事でわかりやすく解説していきます。
中規模企業が必要なビジネスフォンの台数は?
中規模企業は社員数が20~100名未満として、必要なビジネスフォンの台数は10~30台です。
一般的には社員数の3分の1のチャンネル数(同時に通話可能できる数)が目安とされています。
業種によって必要なビジネスフォンの数が変りますので、ご自身の使用状況にあわせて判断してください。
中規模企業でビジネスフォンを導入する際の注目ポイント
中規模企業でビジネスフォンを導入する際の注目ポイントは以下の3つがあります。
- 価格
- 拡張性
- 便利機能の有無
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
価格
中規模企業にとってビジネスフォンは価格の安さが注目ポイントの1つです。
ビジネスフォンは機種の値段だけでなく導入コストと運用コストを考えなければなりません。
最近のビジネスフォンはPCやスマホとの連携が当たり前となり高性能なものが増えていますが、多機能なものほど高価になってしまいます。
使わない機能を省き必要な機能が備わっているものを選び、ビジネスフォンにかかるコストを削減しましょう。
拡張性
中規模企業でのビジネスフォンは簡単に増設ができる拡張性があるかどうかが注目ポイントの1つとなっています。
ビジネスフォンの増設のタイミングは主に社員数が増えたときです。
ビジネスフォンの増設には主装置に空きがあるかどうかや回線がそのまま使えるか、同じ機種の電話機を用意できるかなどの注意点があります。
事業によるところもありますが、中規模企業ではビジネスフォンの主装置にある程度余裕を持って契約をするようにしましょう。
ビジネスフォンの増設に関しては別記事にて解説していますので、詳しくは「ビジネスフォンを増設する時の流れを種類別で解説!増設費用を安く抑えるには?」をご覧ください。
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便利機能の有無
中規模企業でのビジネスフォンは便利機能の有無も注目すべきポイントの1つです。
使わない機能を省きコストの削減に繫げることは上述しましたが、業種によって必須な機能が異なります。
具体的には塾などの教育業では迷惑電話対策機能やお待たせ着信機能など、介護施設などの医療・福祉関係ではナースコールシステムの構築などが必須の機能です。
ビジネスフォンには便利機能として多種多様な機能が備わっていますが、自社に必須となる機能が搭載されている機種を選ぶようにしましょう。
1位:PLATIAⅡ(saxa)
PLATIAⅡは小・中規模オフィス向けに特化されたビジネスフォンです。
PLATIA Ⅱに3つの注目ポイントが搭載されているか下記の表にまとめました。
注目ポイント | 判定 |
価格 | 〇 |
拡張性 | △ 工事が必要な場合有り |
便利機能 | 〇 |
PLATIA Ⅱは3つの注目ポイントの中で価格と便利性能に優れているため、中規模企業でおすすめのビジネスフォンです。
PLATIAⅡの特徴として大手のNTTやNECに負けない機能と比較的安い価格設定がされており、コストパフォーマンスに優れています。
またマルチシームレス電話機を子機として使用できたり、スマートフォン連携用アプリ「MLiner」によってスマホの内線化を行うことができます。
PLATIA IIはビジネスフォンの中で評価が高く、大規模企業以外は迷ったらこれを選べば間違いない機種です。
PLATIAⅡには他にも以下のような機能が備わっています。
- マルチライン対応シームレスコードレス
- マルチゾーン対応
- ナンバーディスプレイ対応
- 電話帳機能 最大10,000件
- 短縮ダイヤル 最大10,000件
- ワンタッチダイヤル
- 発信履歴 10,000件
- 着信履歴 10,000件
- 非接触充電対応
- スマホの内線電話化
- 他拠点をIPネットワークで接続
- IP電話
- 高速ネットワーク対応
- 電話の振り分けの自動化
- ボイスメール機能
- さかのぼり録音
- 通話録音
- 不在転送
- 留守番モード自動切替
- 留守番モニタ
- 迷惑電話メッセージ応答
- 不審者への警告・通報機能
- 緊急地震速報対応
- 検索機能
- PC保存
- メッセージディスプレイ
- 外線転送不成立メール送信
- 通話情報管理オプション
- ひかり電話オフィス
- おとくライン(ISDN回線)
PLATIAⅡの価格は以下の表の通りです。
設置台数 | 標準価格 | リース料金 |
3台 | 257,400円~ | 3,850円~ |
8台 | 440,000円~ | 6,600円~ |
SAXAのビジネスフォンについては別記事にて解説していますので、詳しくは『サクサ(saxa)のビジネスフォンの評判・メリット・デメリットをレビューしてみた。おすすめのビジネスフォンは?』をご覧ください。
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2位:αA1(NTT)
αA1は使いやすさ・拡張性・機能面に優れたビジネスフォンです。
αA1に3つの注目ポイントが搭載されているか下記の表にまとめました。
注目ポイント | 判定 |
価格 | △ |
拡張性 | 〇 工事が必要な場合有り |
便利機能 | 〇 |
αA1は3つの注目ポイントの中で拡張性と便利機能に優れているため、中規模企業でおすすめのビジネスフォンです。
αA1は大手NTTの機種ということもあり、高いシェア数と安定感があります。
基本的な留守電や転送といった機能からオプション加入でCTIに対応したり、スマホと連携できたりと他機器との連携にも優れています。
ビジネスフォンの利用回線と購入先をNTTに揃えることで故障があった場合、全てNTTで対応してくれる点も魅力的です。
他社ビジネスフォンの場合は主装置と電話機まではビジネスフォンメーカーの対応、回線終端装置から外がNTTの対応となります。
αA1には他にも以下のような機能が備わっています。
- ナンバーディスプレイ対応
- 留守番電話
- 転送電話
- 電話帳機能 最大1,000件
- 短縮ダイヤル 最大1,400件
- ワンタッチダイヤル
- 発信履歴20件
- 着信履歴32件
- 7色着信ランプ
- センサ連動機能
- ボイスメール機能
- ひかり電話オフィス
- おとくライン(ISDN回線)
- IP電話
αA1の価格は以下の表の通りです。
設置台数 | 標準価格 | リース料金 |
3台 | 325,000円~ | 4,400円~ |
8台 | 380,000円~ | 5,200円~ |
3位:La Relier(Panasonic)
La Relier(ラ・ルリエ)は中小企業向けに最大16台接続タイプと最大48台接続タイプの2モデルがラインナップされたビジネスフォンです。
La Relierに3つの注目ポイントが搭載されているか下記の表にまとめました。
注目ポイント | 判定 |
価格 | ◎ |
拡張性 | △ |
便利機能 | △ |
La Relierは3つの注目ポイントの中で価格面で優れているため、中規模企業でおすすめのビジネスフォンです。
La Relierは2008年に発売され2014年に販売が終了していますが、価格の安さと操作のしやすさから中古ビジネスフォンで人気のある機種となっています。
接続台数が最大16台接続タイプと最大48台接続タイプの2モデルのラインナップのみとなっていますので、中規模企業にちょうどいいところが良い点です。
La Relierには他にも以下のような機能が備わっています。
- ナンバーディスプレイ対応
- 留守番電話
- 転送機能
- 電話帳機能 最大1,500件
- 短縮ダイヤル 最大1,500件
- ワンタッチダイヤル
- 発信履歴 50件
- 着信履歴 200件
- 録音機能
- 迷惑電話対策
- バーチャルオフィス発信・着信
- お待たせ応答
- カールコードレス子機対応
- ひかり電話オフィス
- おとくライン(ISDN回線)
- IP電話
La Relierの価格は以下の表の通りです。
設置台数 | 標準価格 | リース料金 |
5台 | オープン価格 | 3,000円~ |
16台 | オープン価格 | 3,000円~ |
まとめ
今回は中規模企業向けにおすすめのビジネスフォンランキングTOP3を解説しました。
中規模企業といっても一般的な会社だけでなく、塾・スポーツジム・飲食店・介護施設と様々な業種があります。
そのため今回のおすすめランキングは参考という意味合いが強いです。
本記事内の注目ポイントで解説したように、自社に必要な機能を持つビジネスフォンを選び、価格の安い業者と契約するのが一番良い選択となります。
ビジネスフォンにはたくさんの便利機能が搭載されていますので、自社の規模や業種に適したビジネスフォンを選ぶようにしましょう。
もしよろしければ職業別にビジネスフォンを解説した記事もありますので、そちらも参考にしてみてください。