こんにちは、土日休み.com運営部です。
ビジネスフォンのおすすめ機種を探していると、ほぼ必ずPLATIA IIがおすすめ機種となっています。
PLATIA IIは新品ビジネスフォンで人気の機種で、値段はそこそこ(NTTと比べたら安い)で多機能なビジネスフォンです。
こだわりがなければほとんどの場合がPLATIA IIを選んでも大丈夫くらい優秀な機種なのですが、実はおすすめできないパターンもあったりします。
今回はPLATIA IIの特徴とメリット・デメリット、向いている会社や向いていない会社を解説していきます。
saxa PLATIAⅡの特徴は?
PLATIA II は小・中規模オフィス向けに特化されたビジネスフォンです。
saxa PLATIAⅡの特徴
PLATIA IIには以下のような特徴があります。
- コードレス子機が優秀
- スマホの内線化が可能
- IPネットワークによる業務効率化やコストダウン
- IVR機能などの便利機能
- ビジネス・セーフティ・システム機能搭載
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
コードレス子機が優秀
PLATIA IIに対応しているマルチ対応システムコードレス子機のPS800は防水・防塵に対応し、濡れた手や汚れた手でもそのまま操作することができ優秀です。
防水規格はIPX5/IPX7、防塵規格はIPX5に対応しています。
またPS800は非接触充電に対応していたり、充電ケーブルによる高速充電にも対応しています。
コードレス電話機があればオフィス内のどこにでも設置が可能であったり、電話線に縛られず移動しながらの通話も可能となり業務の効率化に繋がります。
スマホの内線化が可能
PLATIA IIはスマホとの連携手段を公式が提供しています。
また独自アプリ「MLiner」を使えばスマホから会社の電話帳を使えたり、MLinerからの発信時に会社の電話番号を選べたり、MLinerでPLATIA IIの着信履歴を確認することが可能です。
また着信通知はインターネット経由、通話は3G/LTE回線を使用するため高音質で安定した通話を行えます。
こうした機能によってスマホを内線として使うことが可能となります。
IPネットワークによる業務効率化やコストダウン
PLATIA IIはIPネットワークを構築することで業務の効率化やコストダウンへ繋がります。
オフィスが複数の場所にある場合、他拠点でもPLATIA IIやNP820電話機を導入することで、本社と他拠点間で内線番号の呼び出しができたり、外線着信を保留転送で他拠点の内線へ転送することが可能です。
内線を利用しているので通話料がかからずコストの削減にも繋がりますし、他拠点への連絡がスムーズになるため業務効率の向上に繋がります。
またPLATIA IIはひかり電話・KDDIダイレクト・楽天コミュニケーションズに対応しており、こういった回線を使えばIP電話のコストダウンも可能です。
さらにPLATIA IIは最大5拠点のSIP専用線で接続を行うと各拠点間の電話機が連動できるようになります。
本社にいながら他拠点の着信を受けたり、他拠点から本社の電話番号で発信も可能です。
IVR機能などの便利機能
PLATIA IIはIVR機能を搭載しています。
IVR機能を利用すればかかってきた電話に自動応答し、番号案内と顧客のプッシュ操作によって該当部門へ電話を繫げることができます。
オペレーターを介さずに着信先の振り分けを行うので、業務の効率化やコスト削減に繫げることができる機能です。
ビジネス・セーフティ・システム機能搭載
PLATIA IIには侵入者へ警告や通報を促すビジネス・セーフティ・システムが搭載されています。
ビジネス・セーフティ・システムは電話機からセンサによって不審者を通知したり、最大5ヶ所で通報を継続させたり、ハンズフリー通話で外出先から不審者へ威嚇メッセージや警報音を鳴らすことができます。
セコムなどの警備会社に加入していれば必要のない機能ですが、加入していない小・中規模企業ではもしものときに対応が迅速にできるため安心な機能です。
saxa PLATIAⅡの新品の料金
PLATIAⅡの新品の価格は以下の表の通りです。
販売業者によって異なる部分もありますので目安として扱ってください。
設置台数 | 新品価格 | リース料金 |
3台 | 257,400円~ | 3,850円~ |
8台 | 440,000円~ | 6,600円~ |
saxa PLATIAⅡを導入するメリット・デメリット
PLATIAⅡを導入する際のメリット・デメリットを解説していきます。
saxa PLATIAⅡを導入するメリット
PLATIAⅡを導入するメリットは以下の3つがあります。
『メリット』
- 新品ビジネスフォンでPLATIAⅡは最も人気
- 多機能なビジネスフォン
- 大手のNTTに比べて安価
PLATIA IIは新品ビジネスフォンで最も人気の機種で、ほとんどの業種別のおすすめ機種でも候補にあがります。
PLATIA IIの多機能性は外線だけなく、内線や保留転送をよく使う場面でより活躍します。
スマホの内線化という面でもアプリで管理できるので導入も簡単です。
また有料機能ですがCTIコネクテル連携を使えばPLATIA IIとPCを連携して使うこともできます。
これだけ多くの機能が搭載されているのに大手のNTTと比べるとPLATIA IIは導入コストが安いです。
具体的にPLATIA IIとNTTのαA1の標準価格を比較した表が下記の通りとなっています。
価格比較 | PLATIA II(saxa) | αA1(NTT) |
標準価格(3台) | 257,400円~ | 360,000円~ |
saxa PLATIAⅡを導入するデメリット
PLATIAⅡを導入するメリットは以下の1つがあります。
『デメリット』
- 小規模事業にはおすすめできない
PLATIA IIは数台しかビジネスフォンを使う予定がない小規模事業にはおすすめではありません。
メリットのほうでも書きましたが、PLATIA IIは内線や保留転送をよく使う場合、機能をより活かすことができます。
数台しかビジネスフォンを使う予定がない場合はスマホの内線化やIVR機能などがほとんど使わず無駄となってしまいます。
ご自身の事業の規模や事業内容で使わない機能が多い場合は、業種に特化したビジネスフォンもありますので、そちらを検討するようにしましょう。
例えば別記事で『【2021年】飲食店におすすめのビジネスフォンランキングTOP3!』を解説していますので、搭載されている機能などを比較してみてください。
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saxa PLATIAⅡが向いている会社と不向きな会社
ここからはPLATIAⅡが向いている会社と不向きな会社を解説していきます。
saxa PLATIAⅡが向いている会社
PLATIAⅡのビジネスフォンが向いている会社は以下の通りです。
『向いている会社』
- 安価で多機能なビジネスフォンが欲しい会社
- 外線だけでなく内線や保留転送をよく使う会社
- スマホとビジネスフォンを連携したい会社
PLATIAⅡはNTTの機種よりも安く、他のビジネスフォンに負けない多機能な機種ですので、ビジネスフォンの価格を抑えたいが多機能なビジネスフォンが欲しい会社に向いています。
またメリットの面でも触れましたが、内線や保留転送を条件を満たせば他拠点にも行うことができ、通話料の削減が行うことが可能です。
そのため内線や保留転送を日常的によく使う会社に向いています。
さらに独自アプリ「MLiner」によってスマホとビジネスフォンを簡単に連携できるため、外出が多くスマホで会社のビジネスフォンと連携したい会社にもおすすめです。
saxa PLATIAⅡが不向きな会社
PLATIAⅡのビジネスフォンが向いていない会社は以下の通りです。
『不向きな会社』
- クラウドPBXを導入しようと検討している会社
- ビジネスフォンを数台しか使わない小規模の会社
- 飲食店、スポーツジムなど
クラウドPBXの導入を検討している会社はPLATIAⅡは不向きです。
クラウドPBXの導入を検討しているならば、固定電話の有無が業務に関係なく、PCの連携などの拡張性がクラウドPBXのほうが圧倒的に勝っているからです。
またデメリットでも触れましたが、ビジネスフォンを数台しか使わない小規模な会社は、スマホの内線化やIVR機能などの便利機能をほとんど使わず無駄となってしまいます。
具体的には飲食店やスポーツジムなどは顧客からの電話対応が多いため、店舗や小規模事業に特化したビジネスフォンのほうがおすすめです。
まとめ
今回はPLATIA IIの特徴とメリット・デメリット、向いている会社や向いていない会社を解説しました。
PLATIA IIはこだわりや条件が特にないのであればとりあえずこれを選んでおけば大丈夫というくらい優秀な機種です。
しかし数台しかビジネスフォンを用いない小規模事業では保留転送やスマホ連携などの便利機能を活かすことができず、無駄な機能となってしまいおすすめできません。
また飲食店などの顧客対応が主なビジネスフォンの使い方となる場合もお待たせ着信機能が備わっているものや価格がより安いものを導入したほうが良い場合があります。
ビジネスフォンを選ぶ際には自社の事業の規模や業種などを考慮し、必要な機能が搭載されているものを選ぶようにしましょう。