【2021年】ナイセンクラウドの料金や評判は?導入のメリット・デメリットを徹底解説!

こんにちは、土日休み.com運営部です。

今回はナイセンクラウドについて解説していきます。

ナイセンクラウドはアイティオール株式会社が運営している、内線通話に特化したクラウドPBXサービスです。

ナイセンクラウドは名前の通り、「内線」と「ない線(電話線がない)」を売りにしており、クラウドPBXの中ではシンプルな使い方が推奨されています。

また公式でキャラクターが採用されており、公式キャラクターが漫画でナイセンクラウドの良さを紹介したり、公式ソングをリリースしてみたり、YouTube活動をしVtuberになっていたりと1つのコンテンツとなり、多くのファンがいるほどです。

シンプルなサービスですが公式キャラクターの活動など異色なクラウドPBXサービスと言っても良いでしょう。

この記事ではナイセンクラウドの特徴やメリット・デメリット、向いている会社や向いていない会社、ナイセンクラウドの評判や口コミ、異色なキャラクターの要素まで解説していきますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。

ナイセンクラウドとは?

ナイセンクラウドは内線に特化したクラウドPBXです。

ナイセンクラウドの特徴

ナイセンクラウドには以下のような特徴があります。

  • スマホ・PC・電話機で導入可能
  • 通話料をコストダウン
  • 発着信履歴をWebで確認
  • 便利機能も多数
  • 実店舗がある
  • 公式キャラクターが人気

それでは1つずつ特徴を解説していきます。

スマホ・PC・電話機で導入可能

ナイセンクラウドは固定電話を持ち歩く感覚で導入ができます。

スマホ・PC・IP電話機に導入が可能で、工事費用やリース費用はかかりません。

契約後、設定を済ませればすぐに使うことができます。

IP電話機でナイセンクラウドを導入する場合はLANケーブルを使用するため、電話線は使用しません。

通話料をコストダウン

ナイセンクラウドはスマホやPCを内線化するため、通話料を大きくコストダウンすることができます。

外出先から自社への電話や拠点間の電話などは、内線通話を使えば通話料金を0円に抑えることが可能です。

また外線通話の料金は外出先や海外からの外線通話でも日本国内の固定電話宛の場合は3分8円に設定されています。

そのためナイセンクラウドなら取引先や顧客への電話の通話料金のコストダウンも可能です。

0120や0800のフリーダイヤルへもナイセンクラウドで発信・着信ができます。

発着信履歴をWebで確認

ナイセンクラウドは発着信履歴をWebで確認することができます。

いつ、誰と、何秒通話したかなど詳細な通話履歴の情報をWebで確認することができ、受け取れなかった電話の確認や電話の掛け直しも行いやすくなる便利機能です。

スマートホンやPCからいつでも確認することができます。

便利機能も多数

ナイセンクラウドのオプションには自動録音・音声ガイダンス・会議通話などの便利機能が多数備わっています。

  • 自動通話録音
  • モニタリング
  • ウィスパリング
  • IVR
  • 音声ガイダンス
  • 電話会議
  • 電話着信時PC画面にポップアップを表示
  • 既存の電話番号を使う

実店舗がある

ナイセンクラウドにはショールーム機能を備えた実店舗があります。

浜松町リアルストア
所在地 東京都港区芝大門1-16-5 芝大門加藤ビル 1階
アクセス 都営地下鉄「大門駅」A4出口隣・JR「浜松町駅」徒歩4分
営業時間(平日) 平日:10時~18時
月/水/金;10時~14時

実店舗ではオフィスが再現されており、内線取次のデモなどが常設展示されています。

2021年12月現在、浜松町リアルストアは当面臨時休業となっています。

公式キャラクターが人気

ナイセンクラウドには多数の公式キャラクターがおり、一部で人気なコンテンツとなっています。

https://twitter.com/itallinc/status/1469079433630093318?s=20

4コマ漫画や全国の展示会への出展、公式Twitterや公式YouTubeでのVtuber活動などが行われており、公式キャラクターがコンテンツの1つになりつつあります。

いつの間にかその名称が独り歩きして、運営会社のアイティオール株式会社が何故か「ナイセン社」と呼ばれていたりします。

TwitterなどのSNSでは公式キャラクターのファンたちのやり取りが多く、ナイセンクラウドの口コミや評判を探すのが難しくなっているため注意が必要です。

ナイセンクラウドの料金

ナイセンクラウドの料金は以下の通りです。

ナイセンクラウドの料金 ライト
(1人用)
ペア
(2人用)
プロ
(中規模以上)
初期費用 10,000円 10,000円 10,000円
月額費用 2,000円 5,000円 10,000円
内線端末台数 1内線 2内線 5内線~

※表での初期費用と月額料金は基本利用料と工事費のみを記載しています。実際の金額は契約台数によって機器のレンタル料金やオプションによって追加料金がかかります。詳しくはナイセンクラウドの公式サイトをご覧ください。

ナイセンクラウドの評判・口コミ

ここからはナイセンクラウドの口コミを紹介していきます。

良い評判・口コミ

『良い評判・口コミ』

  1. 大幅な通信費の削減に!
  2. ナイセンクラウドの導入で業務効率が上がった
  3. 内線電話としてナイセンクラウドを使うのはあり

「大幅な通信費の削減につながった」

使用者の口コミに「大幅な通信費の削減につながった」というものがありました。

社内・支店との連絡を一元化することで大幅な通信費の削減が可能となり、月に換算すると20〜30%の通信費削減となりました。電話だけでなく、メッセージでの周知も可能な為、必要時には使い分けています。
引用:SaaSLOG より

「ナイセンクラウドの導入で業務効率が上がった」

Twitterの口コミで「ナイセンクラウドの導入で業務効率が上がった」というものがありました。

https://twitter.com/viitazero/status/1384429329543700480?s=20

内線電話としてナイセンクラウドを使うのはあり

Twitterの口コミで「内線電話としてナイセンクラウドを使うのはあり」という意見がありました。

悪い評判・口コミ

『悪い評判・口コミ』

  1. チャットシステムとの連携ができない

チャットシステムとの連携ができない

使用者の口コミに「チャットシステムとの連携ができないところが惜しい」というものがありました。

特に不満な点というのはありませんが、強いて言えばLINEやチャットシステムとの連携が可能にして欲しい。メッセージもウェブ上での確認は可能ですが、社内周知に関してはチャットシステムを導入しているので連携することができればかなり有難いです。
引用:SaaSLOG より

ナイセンクラウドを導入するメリット・デメリット

ナイセンクラウドを導入するメリットとデメリットを解説していきます。

ナイセンクラウドを導入するメリット

ナイセンクラウドを導入するメリットは以下の3つがあります。

『メリット』

  1. 1端末から気軽に使用できる
  2. 実店舗があるため、実機を手にとって試すことができる
  3. 1週間デモの利用でお試しができる

ナイセンクラウドは契約プランが1端末から契約をすることができます。

契約の縛りも最低利用期間が1ヶ月と設定されており、気軽に使用することができます。

実店舗があるというのもクラウドPBXには珍しく、リアルストアに行けば実機のデモを実際に触って試すことができます。

また1週間デモを利用すれば契約前にスマホで発着信を確認できるサービスがあり、利用中に生じた疑問点などをナイセンエバンジェリストに回答してもらえます。

納得してから契約できるので、大きなメリットとなっています。

ナイセンクラウドを導入した際のデメリット

ナイセンクラウドを導入する際のデメリットは以下の1つがあります。

『デメリット』

  1. クラウドPBXとしてはやや物足りない

ナイセンクラウドはスマホやPCを内線として使うという機能に特化しているため、クラウドPBXとしてはやや物足りないところがあります。

特にクラウドPBXでCRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)連携などの拡張機能を求めている方には他社のクラウドPBXを選んだほうが良いです。

ナイセンクラウドが向いている会社と不向きな会社は?

ここからはナイセンクラウドが向いている会社と不向きな会社を解説していきます。

ナイセンクラウドが向いている会社

『向いている会社』

  1. 拠点が複数ある会社
  2. 在宅スタッフが多い会社
  3. 個人でクリニックを営業している会社
  4. 在宅ワークをしている会社

ナイセンクラウドは拠点が複数ある会社に向いています。

ナイセンクラウドではどこでも内線間ならば0円で通話することができますので、拠点間での連絡の通話料金を大幅に抑えることができます。

また在宅スタッフが多い会社にも向いています。

在宅スタッフのスマホやPCにナイセンクラウドを導入することで、電話やLINEなどのアプリでやり取りをしていた場面も社内で内線通話を使うのと同じ感覚でスムーズなやり取りが可能になります。

LINEに関しては個人アカウントをビジネス用に使わなくて済むため、個人情報保護という面でもメリットがあります。

個人でクリニックをしている会社にもナイセンクラウドは向いています。

クリニックでは顧客や取引先からの電話応対が主な業務です。

ナイセンクラウドを使えば1端末から契約ができるため、高額なビジネスフォンを導入するよりもコストを抑えクラウドPBXを使うことができます。

更に在宅ワークをしている会社にナイセンクラウドは向いています。

自宅での業務中は電話に出られなかったりして折り返しを行わなければならない場面が多々あります。

電話に出れないと顧客からの苦情や不審に繋がったり、折り返しの電話番号が携帯電話からだった場合、知らない番号だと出てもらえなかったりといったケースが想定されます。

ナイセンクラウドを導入すれば在宅スタッフでも会社の電話番号から折り返しを使うことができます。

ナイセンクラウドが不向きな会社

『不向きな会社』

  1. 大規模な会社
  2. インターネット回線があまり良くない環境にある会社
  3. クラウドPBXに連携機能など拡張性を求めている会社

大規模な会社にはナイセンクラウドは不向きです。

中規模以上の会社を対象としたプロというプランが提供されていますが、ナイセンクラウドでは1電話番号につき2発信の同時通話が可能となっており、それ以上を使う場合はチャンネルの追加契約が必要です。

大規模な会社は同時にいろいろな電話の発着信が行われるので、他社の大規模向けのクラウドPBXを使ったほうが使い勝手が良いでしょう。

またインターネット回線があまり良くない環境にある会社にはナイセンクラウドは不向きです。

ナイセンクラウドはインターネット回線で通話を行うため、回線状況によって音質などが変化してしまいます。

回線状況があまり良くない環境にある会社では、電話線を使ったビジネスフォンのほうが安定して通話ができるためおすすめです。

更にクラウドPBXに連携機能などの拡張性を求めている会社はナイセンクラウドには不向きです。

内線クラウドはクラウドPBXの中でも内線に特化したシンプルな使い方が推奨されています。

クラウドPBXでCRMやSFAを使って業務効率を向上させたいと考えている方は他社の拡張性の高いクラウドPBXを使ったほうが良いです。

まとめ

今回はナイセンクラウドの特徴、評判と口コミ、メリット・デメリット、向いている会社と向いていない会社を解説しました。

ナイセンクラウドはその名の通り内線電話に特化した使い方をするシンプルなクラウドPBXです。

導入コストや維持コストも1端末単位から契約ができるため、比較的気軽に導入することができます。

実店舗が存在するのもクラウドPBXサービスでは珍しく、実店舗に行くことができれば内線デモを試すことができるのはメリットです。

公式キャラクターの展開に力が入っており、Vtuberとして活動していたり、テーマソングが公開されていたりと馴染み安いコンテンツになっています。

ただしナイセンクラウドの公式Twitterと公式キャラクターのアカウント、Vtuberチームのアカウントと複数に分かれており、初めてナイセンクラウドについて調べる方は混乱してしまうかもしれません。

SNS上で公式キャラクターのファンも多数おり、「ナイセンクラウド」について呟くとRTといいねが飛んでとんできたり公式Twitterからフォローされたりと独特なノリがあります。

そのためTwitter上でナイセンクラウドの評判や口コミを探すのが難しくなっているのが惜しいところです。

ナイセンクラウドは内線に特化したシンプルなクラウドPBXですが、公式キャラクターの存在や活動に力を入れている異色なクラウドPBXサービスです。