こんにちは、土日休み.com運営部です。
今回は中古ビジネスフォンで人気のあるαNX Plusについて解説をしていきます。
αNX Plusは2013年9月に販売終了となりましたが、価格の安さや製品の耐久性といった面が評価され、未だに人気の機種です。
NTT製のビジネスフォンでシェア数も多いため故障時に交換部品が手に入りやすく、販売業者の故障対応が早いという点も人気に繋がっています。
この記事ではαNX Plusの特徴やメリット・デメリット、向いている会社や向いていない会社を解説していきますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
αNX Plusの特徴は?
αNX Plusは品質の良さとコストの安さから中古で人気のビジネスフォンです。
αNX Plusの特徴
αNX Plusには以下のような特徴があります。
- 7インチタッチパネル搭載
- テレビ電話が可能
- 1件ごとに4つの電話番号を登録できる電話帳
- 大きな液晶ディスプレイ
- 7色の着信ランプ
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
7インチタッチパネル搭載
αNX Plusで使うことができるアドバンスド電話機には7インチのタッチパネルが搭載されています。
タッチパネルの受付画面には会社名や部署名を設定が可能で、簡単な操作で内線の呼び出しを行うことができます。
電話機の機能として備わっているため、専用ソフトやパソコンとの連携などが不要です。
テレビ電話が可能
αNX Plusのアドバンスド電話機を使用することでテレビ電話を行うことができます。
同じ電話機とのテレビ電話だけでなく、携帯電話との映像通信が可能で別拠点や屋外・遠隔地の様子をモニターすることができ、現場に赴くことなく事務所で様子を把握し柔軟な対応が行うことが可能です。
またカメラドアホンと連携することも可能で、来訪された方の姿を映像で確認することができます。
更に監視カメラとの連携も可能で、店内に設置しているカメラの映像を事務所でモニターすることができるようになります。
1件ごとに4つの電話番号を登録できる電話帳
αNX Plusの電話帳には、1件ごとに4つの電話番号を登録できます。
会社の電話番号や携帯電話の電話番号を別々に登録する必要がなくなり、検索を行う際にも簡単な操作で電話番号を切り替えることが可能です。
大きな液晶ディスプレイ
αNX Plusの標準の電話機には4インチの液晶ディスプレイが搭載されています。
ギザギザのない滑らかな文字が表示されるように作られており、見やすさを重視されています。
7色の着信ランプ
αNX Plusは着信時に光る着信ランプで、どこからの着信かを視覚的に判断することができます。
ナンバーディスプレイを契約すると7色の着信ランプを使用することができ、発信元をそれぞれ登録することが可能です。
αNX Plusの中古の料金
αNX Plusの新品の価格は以下の表の通りです。
販売業者によって価格が前後しますので目安としてご覧ください。
設置台数 | 中古価格 | リース料金 |
3台 | 32,800円~ | 3,000円~ |
8台 | 64,600円~ | 8,000円~ |
αNX Plusを導入するメリット・デメリット
ここからはαNX Plusを導入するメリットとデメリットを解説していきます。
αNX Plusを導入するメリット
αNX Plusを導入するメリットは以下の5つがあります。
『メリット』
- 中古品の安さ
- 「フレッツ光ネクスト」「ひかり電話オフィスタイプ」で通信費の大幅削減が可能
- アドバンスド電話機で受付業務を円滑にできる
- テレビ電話で細かい指示が事務所できる
- 専用ソフトやPC連携が不要
中古品の価格が安く、ビジネスフォンをできるだけ安く導入したいという場合にαNX Plusは最適です。
αNX Plusは光ネットワークサービス「フレッツ光ネクスト」、光IP電話サービス「ひかり電話オフィス」などに対応しており、通信費を大幅に削減することが可能です。
またアドバンスド電話機を使うことでタッチパネルで来訪した部署の呼び出しを行える「簡易受付システム」やカメラドアホンとの連携によって受付業務が円滑に行えるようになります。
更にテレビ電話を使ったオンライン会議や現場に行かなくとも事務所で現場での映像を見ながら具体的な指示を出すことができます。
アドバンスド電話機を導入しなけばなりませんが、その他に専用のソフトやPCの設定などが不要で、電話機だけで完結している点もメリットです。
αNX Plusを導入するデメリット
αNX Plusを導入するデメリットは以下の1つがあります。
『デメリット』
- スマートホンやPC連携で同じことができてしまう
社用のスマートホンを導入していたり、PCとビジネスフォンを連携して使う場合は、テレビ電話やドアホンとの連携といったことが代用できてしまいます。
スマートホンを使えばZOOMなどのアプリで簡単にテレビ電話を行うことができますし、IPカメラドアホンの映像をPCやスマートホンに表示するということが他社のビジネスフォンで可能なものもあります。
ビジネスフォンにパソコンを連携して使用する場合や、社用のスマートホンがある場合はαNX Plusのメリットをスマートホンやパソコンで代用できてしまうためデメリットとしています。
αNX Plusが向いている会社と不向きな会社
ここからはαNX Plusが向いている会社と不向きな会社を解説していきます。
αNX Plusが向いている会社
αNX Plusのビジネスフォンが向いている会社は以下の通りです。
『向いている会社』
- ビジネスフォンを安く導入したい会社
- シンプルに電話機としてビジネスフォンを使いたい会社
- 中規模以上の会社
メリットでも述べましたが、αNX Plusは中古の価格が安いため、ビジネスフォンをあまりコストをかけず安く導入したい会社に向いています。
またシンプルに電話機としてビジネスフォンを使いたい会社にもおすすめです。
専用のソフトを導入したり、パソコンとビジネスフォンを連携したりすればビジネスフォンでできることが増えますが、それが不要である程度の便利機能がついているのがαNX Plusという機種です。
さらに中規模以上の企業にαNX Plusは向いています。
ある程度の部署数や別拠点などがないとタッチパネルやテレビ電話といった機能を使わないため無駄な機能となってしまいます。
αNX Plusが不向きな会社
αNX Plusのビジネスフォンが向いていない会社は以下の通りです。
『不向きな会社』
- PCとビジネスフォンを連携したい会社
- ビジネスフォンに多くの機能を求める会社
- オフィスが1つだけの会社
PCとビジネスフォンを連携し顧客管理や着信時にPC画面に顧客情報を表示したいという会社はαNX Plusに不向きです。
ナースコールシステムやコールセンターの構築などビジネスフォンに特化した機能やIVR機能(自動音声案内)などといった多くの便利機能を求めている会社も不向きで、別機種を選んだほうが良いでしょう。
またオフィスが1つだけの会社ではビジネスフォンの設置台数が少なかったり、テレビ電話やタッチパネル操作といった機能が無駄な機能となってしまい不向きです。
まとめ
今回はαNX Plusの特徴とメリット・デメリット、向いている会社と向いていない会社を解説しました。
αNX Plusの特徴やメリットを解説しましたが、中古市場で人気の理由は販売価格が安いという点が大きいです。
αNX Plusにはテレビ電話やカメラ連携、タッチパネルなどの機能がついていますが、導入コストが安いことからシンプルに電話機として使いたいという会社に適しています。
テレビ電話は今ではスマートホンで簡単に使える時代です。
PC連携でドアホンや監視カメラの連携も行える機種もあり、他で代用が効く機能が多く搭載されています。
αNX Plusは特徴的な機能だけでなく、価格の安さ・壊れにくさ・修理のしやすさといった点が評価の高いビジネスフォンです。