こんにちは、土日休み.comです。
ビジネスフォンのディスプレイの機能を使うには、追加で契約が必要ということをご存知でしょうか?
実はビジネスフォンの回線を契約しただけでは、ディスプレイの様々な機能を使うことはできません。
ディスプレイには着信表示や履歴機能など便利な機能が備わっています。
ビジネスシーンでは、「着信時の相手の確認」、「着信履歴からの折り返し」、「外線・内線・短縮番号の確認」など様々な面で欠かせません。
この記事ではビジネスフォンのナンバーディスプレイについて機能の詳細や導入のメリット、デメリットなどを解説していきます。
ビジネスフォンのナンバーディスプレイとは?
ビジネスフォンのナンバーディスプレイとは主に着信時に相手の電話番号が表示される機能のことです。
ビジネスフォン本体にディスプレイがついていますが、電話回線を通せばそのまま使えるというものではありません。
ビジネスフォンのナンバーディスプレイはNTTに申し込みをしないと使えない有料機能です。
着信時に相手の電話番号を表示する機能は、近年ではスマートホンで当たり前に使える機能で、ひかり電話オフィスなどでは無料の機能となっています。
ちなみに「ナンバーディスプレイ」という呼び方はNTT回線で主流に使われているもので、KDDI回線では「発信番号表示」、ソフトバンク回線では「番号表示サービス」と呼ばれています。
ビジネスフォンのナンバーディスプレイの機能
ビジネスフォンのナンバーディスプレイの機能は以下のようなものがあります。
- 電話に出る前に相手の電話番号を電話機のディスプレイに表示
- 迷惑電話の着信拒否設定
- 発信履歴と着信履歴の確認
- 識別着信
- 着信時に相手の名前を表示
- コールバック機能
それでは1つずつ詳しく機能を解説していきます。
電話に出る前に相手の電話番号を電話機のディスプレイに表示
電話に出る前に相手の電話番号を電話機のディスプレイに表示する機能はビジネスフォンのナンバーディスプレイの基本的な機能です。
電話に出る前に相手がわかれば心の準備もでき、出先の同僚からの着信であれば対応の仕方を変えることができます。
特に知らない電話番号の場合、市外局番や代表番号・フリーダイヤルなどから、電話番号で相手のおおよその検討をつけることも可能です。
迷惑電話の着信拒否設定
ビジネスフォンのナンバーディスプレイには着信拒否設定ができ、登録された相手からの電話には呼び出し音を鳴らさずに専用のメッセージを流すことができます。
業務中に関係のない電話に出る必要がなくなり、しつこいセールスや迷惑電話には自動で対応してくれます。
また非通知で電話をかけてきた相手の着信を拒否する設定をすることもできます。
ナンバーディスプレイを契約していない場合、相手が非通知設定(184をつけて電話)してきたか判別ができないため非通知を拒否することができません。
発信履歴と着信履歴の確認
ビジネスフォンのナンバーディスプレイの契約をしていれば、機種にもよりますが数十件の発信履歴と着信履歴を確認することができます。
会議中や接客などで対応できなかった番号を確認し折り返しの電話を入れたり、相手の電話番号を聞き逃してしまっても後から着信履歴で確認しなおすことが可能です。
着信履歴からもセールスや迷惑電話の番号を記録して着信拒否に設定することもできます。
識別着信
ビジネスフォンのナンバーディスプレイではかけてきた相手に応じて、着信時の動作を変えることができる識別着信を設定できます。
識別着信の種類は以下の通りです。
- 着信音を変えるかけてきた相手に応じて、着信音を変える
- 電話機の液晶画面のバックライトの色を変える
- 電話機のコーナーランプの色を変える
- 着信方式を変える
電話番号Aは内線にだけ着信に設定
電話番号Bは特定の外線ボタンにだけ着信に設定
着信時に相手の名前を表示
ビジネスフォンのナンバーディスプレイでは短縮ダイヤルに相手の電話番号と名前を登録しておけば、着信時に登録した名前が画面に表示されます。
コールバック機能
コールバック機能は外出中に携帯電話から会社の電話回線を使って発信する機能です。
あらかじめビジネスフォン側でコールバックを利用する携帯電話を登録する必要があります。
- 携帯電話から会社に電話をかけ、すぐに切る
- ビジネスフォンのコールバック機能が動作し、携帯電話に自動発信が行われる
- 携帯電話に着信があるので応答する
- 応答するとトーンが聞こえる
- 0+相手の電話番号をダイヤルする
- 会社の電話番号を使って携帯電話から発信
ナンバーディスプレイのメリット
ナンバーディスプレイのメリットは、以下のようになります。
『メリット』
- 電話かけてきた相手がわかる
- 電話番号が着信履歴に残る
- 迷惑電話対策ができる
- 着信先を指定できる
基本的にビジネスフォンのナンバーディスプレイの機能で解説したものが、そのままナンバーディスプレイのメリットとなります。
ナンバーディスプレイのデメリット
ナンバーディスプレイのデメリットは、以下のようになります。
『デメリット』
- 契約しないと使うことができない
- 初期費用と月額料金がかかる
- ナンバーディスプレイに対応していない機種もある
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
契約しないと使うことができない
ビジネスフォンのナンバーディスプレイは、契約をしなければ使うことができません。
本体のビジネスフォンにディスプレイがついていても事前に契約をしていなければ、これまで開設した機能を使えないということです。
ナンバーディスプレイの契約は後からでも契約することができますので、必要性を感じたらまず問い合わせをしてみましょう。
初期費用と月額料金がかかる
ビジネスフォンにナンバーディスプレイを導入する場合、初期費用と月額料金がかかります。
NTTでのナンバーディスプレイの料金は以下の表の通りです。
契約対象回線 | ひかり電話 | 加入電話 | ISDN |
月額使用料 (住宅用) | 440円 | 440円 | 660円 |
月額料金 (事務用) | 1,320円 | 1,320円 | 1,980円 |
工事費 | 2,200円/回線 | 2,200円/回線 | 2,200円/回線 |
オフィス用であれば1回線あたり、初期費用2,200円、月額料金1,320円がかかります。
ナンバーディスプレイに対応していない機種もある
ビジネスフォンの最新機種であればナンバーディスプレイに対応していますが、古い機種や中古で購入した場合、ナンバーディスプレイに非対応のモデルがあります。
中古品や価格の下がる旧型の機種を導入する場合は、事前に販売業者にナンバーディスプレイに対応しているか確認するようにしましょう。
まとめ
今回はビジネスフォンのナンバーディスプレイについて解説しました。
結論としてビジネスフォンを導入するならば、ナンバーディスプレイも一緒に契約することをおすすめします。
ナンバーディスプレイの機能には相手の番号を表示させるだけでなく、着信拒否設定や識別着信の設定、コールバック機能など様々な便利機能があります。
ビジネスフォンの機能を十分に発揮するには、ナンバーディスプレイが欠かせないサービスです。
機種によってディスプレイ表示に差がありますので、導入の際には機種のモデルも一緒に検討してみてください。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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