こんにちは。土日休み.com運営部です。
今回この記事では、
「HDDってなに?」
「最近のパソコン事情がわからない。」
「SSDが出たからHDDはもう終わり?」
こんな今更周りには聞きづらい質問やお悩みを解決していきたいと思います。実際パソコンに少し詳しい人だと「こんなこと知っていた当たり前!」という人もいるかも知れませんが、僕は知らなくて当たり前だと考えています。知らないまま放置しておくよりも実際こうやって調べてこの記事にたどり着き一つ一つ解決していくことが大切なのです。
さて、早速HDDについてお話していきますが、自分の周囲の人間から「ハードディスク(HDD)」というワードが出てきて意味はもちろん一体何に使われるものなのかもわからないという方もいるはずなので、ハードディスク(HDD)というワードの意味からご説明していきます。
ハードディスク(HDD)とは?
ハードディスクの正式名所は、”ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)”です。そして、この英単語の頭文字をとった略称が”HDD”というわけです。
また、ハードディスクは基本的にはパソコンなどのコンピューターに内蔵されているストレージの一種です。ストレージ(storage)とは、パソコンなどのデータを保存しておく場所のことです。また、データを保存するだけでなく保存されていたデータを削除したり、外にコピーすることもできます。
また、近年はハードディスク(HDD)に代わり、ソリッドステートドライブ(SSD)と呼ばれるストレージが主流になりつつあります。SSDについてさらに詳しく知りたい場合は下の記事を参考にしてください。
ハードディスクの仕組みは?
参考程度にハードディスクの仕組の部分についても簡単にお話しますが、この知識は一般的には知らなくても困らないため無視していただいても問題ありません。
ハードディスクの仕組みは、磁気を帯びたプラッタという磁気の性質を変えてデータを読み書きしています。よくわからないという方は、昔に音楽を聴くときに使われたレコードをイメージしてください。レコードとそれを音にするためのレコーダーがあったと思いますが、ハードディスクは音楽の入っていないレコードに音楽を入れる作業ができるというわけです。もちろん音楽を削除することもできます。
HDDを利用するメリット・デメリットとは?
ここからは、ハードディスク(HDD)を利用するメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。
最近SSDが流行りだしてからは主流がSSDになりつつありますが、ハードディスクも捨てたものではありません。逆に全体的なハードディスクの価格帯が下がり、パソコンなどがより作りやすくなっています。また、実はハードディスクの方がSSDよりも性能が高い部分もあるので今使っているパソコン、もしくはこれから導入するパソコンが何の用途で使われるのかに応じて判断するといいでしょう。
HDDのメリット
HDDを利用する上でのメリットは、主に3つあります。
1つ目のメリットは、SSDよりも容量に対する価格が安いという点です。
正直な話、ワードやエクセルなどの文書の保存などは読み込みが早いと言われているSSDとHDDを比べても大差ありません。そのため、一般的なオフィス作業の場合はハードディスクの方が安価でコストを大幅に削減できます。
2つ目のメリットは、世間一般的に出回っているハードディスクの容量の大きさがSSDよりも大きいという点です。
市場でも8TB~120TBであれば普通に出回っているため取扱やすいです。また、会社などのデータ管理としてHDDを扱う場合、社員一人が使うデータ容量は少なくても、会社全体でのデータを集約するとなると、データの容量をかなり消費するはずです。さらに、すべてSSDで管理するとなると導入コストは図りしれないものになり、コストを削減するためにもおすすめはしません。
3つ目のメリットは、データの長期的な保存にはHDDの方が適しているという点です。
SSDはHDDとは仕組みが異なり、SSDの場合のデメリットの一つとして自然放電によってデータが失われる可能性があるのです。しかし、HDDの場合、自然放電はしない仕組みになっているため衝撃さえ与えなければSDDよりもデータを守るという面に関しては性能が高いといえます。
- SSDより価格が安い。
- 大容量の製品が多い。(8TB~120TBだったら普通に市場で出回っている。)
- データの長期保存に適している。
HDDのデメリット
HDDを利用する上でのデメリットは、主に4つあります。
1つ目のデメリットは、SSDに比べると読み込みや書き込みが遅いという点です。
これはHDDよりもSSDの方が設計上、処理のスピードが早くなっています。
2つ目のデメリットは、HDDはSSDよりも熱や衝撃に弱く、データが壊れやすいという点です。
これはHDD内部の設計に問題があるのですが、HDD内部には読み込みや書き込みをするための針のようなものがあり、その針で磁気を書き換えることによってデータを保存したりしています。そのため、HDDに衝撃を与えることによってその針がずれてしまったりしまう恐れがあります。
また、針もしくは書き換えられるデータの心臓部分のどちらかが壊れてしまうとデータを取り出すためには専門の知識や技術を借りなけらばなりません。
3つ目のデメリットは、HDDはSSDよりも寿命が短いという点です。
HDDの仕組みの部分でお話したとおり、HDDはレコーダーと同じように回転すればするほど消耗していくものです。つまり徐々に劣化し最後にはレコードと同じように使いものにならなくなってしまいます。しかし、突然使えなくなるというよりは徐々に読み込みや書き込みのスピードが遅くなり壊れていくためそれまでにデータを移し替えれば問題ありません。
4つ目のデメリットは、データを読み書きをする際の音がSSDよりもうるさいという点です。
これは、HDDがデータの処理をする際にレコードを読み込むのと同じようにHDD内で回転する作業が行われます。その回転の音がSSDと比べるとうるさいとうわけです。しかし、近年はHDDの音もかなり静かになるように改良されているため一般的ん使う分には「音がうるさくて作業に集中できない!」ということにはならないと思います。
- SSDに比べると読み込みや書き込みが遅い。
- SSDと比べて熱や衝撃に弱く、壊れやすい。
- SSDと比べて寿命が短い。
- データの読み書きをする際の音がSSDより大きい。
HDDの寿命はどのくらい?寿命を長引かせるためには?寿命の見極め方は?
ここからはHDDの寿命についてお話していきます。HDDのデメリットの部分でも触れたように、「HDDの寿命がきて突然データが取り出せなくなった!」なんてことにならないための対策や対処方についてもまとめておきます。
HDDの寿命はどのくらい?
HDDの寿命は、1万時間と言われています。
もちろん使い方によっても変動してきますが、一般的な会社の業務で毎日8時間ほどパソコンで作業したとしても3~4年は持つ計算になります。
また、先程のデメリットのところでもお伝えした通り、HDDは熱や衝撃に弱いため高熱を持つほど負荷のかかる作業をメインで行ったりすると寿命は必然的に短くなります。基本的には最も熱を発しやすい部位はCPUと言われており、パソコンの性能を十分引き出す方法として、液体窒素が利用されることもあります。ただし、普通に会社などの一般業務として利用される分には3~4年は持つでしょう。
HDDの寿命を長引かせるためには?
HDDの寿命を長引かせるための方法は主に2つあります。
1つ目の手段は、”使わない”ことです。
厳密には、使わない期間をつくるということです。例えば会社の業務が8時間あったとしても1時間くらいはパソコンを使っていない時間はあると思います。その使わない時間はパソコンをシャットダウンしたり、スリープモードにすることでHDDの負荷を軽減させます。
2つ目の手段は、涼しい空間でパソコン内の温度を可能な限り下げることです。
パソコン内部の温度を下げることによってHDDの熱も下がり、寿命も伸びるというわけです。
- 使わない時間は電源を切る。
- パソコン内の温度を下げる。
寿命の見極め方は?
「HDDの寿命が突然やってきて今までのデータが全て消えてしまった。」ということにならないためにも、HDDを取り替えるタイミングは知っておくと良いでしょう。さらに言えば、自分のパソコンがどれだけ消耗しているかなんて普通の人には見分けがつかないと思います。
実は、パソコンにたった一つ無料のソフトをインストールするだけで簡単にパソコンの寿命や状況がパソコンがあまり得意でない人でも簡単に確認できるのでインストールしとくことをおすすめします。
インストール方法や使い方などの詳細は、下の記事にまとめてあるので参考にしてください。
まとめ
ここまでハードディスクドライブ(HDD)に関することをまとめてきました。
「HDDの正体」
「HDDを導入するメリット・デメリット」
「HDDの寿命やその見極め方」
お悩みを解消できたでしょうか?実際、業務用としてパソコンを利用する場合には、HDDを利用している企業の方が大半を占めているのが今の原状です。CG、イラスト関連の業務、動画関連の業務などパソコンのスペックを必要とする場合を除き、HDDの方が替えがききやすいというのがその理由だと考えられます。
インターネットやスマートフォンの普及が進み、今や会社でさえパソコンという存在は必要不可欠なものになっています。それと同時に、パソコンに関する悩みや疑問などは、社内にITに詳しい人がいないとなかなか解決できず、頭を悩ませ、土日休み.comに助けを求めてくる経営者はなかなか後を絶ちません。
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