パソコンはいくつものパーツが組み合わさって、あなたが普段使っている当たり前の作業ができています。しかし、各パーツがどのような働きをして、どのような関係性、連携をとって稼働しているのかを知っている人は数少ないと思います。
今回、土日休み.comでは、パソコンを構成するパーツの中でも特に重要なパーツであるCPUとメモリの関係性について解説していきたいと思います。
CPUやメモリってそれぞれどんな働きをしているの?
CPUとメモリの関係性について話す前に、CPUとメモリがそれぞれどのような働きをしているのかをしっかり理解しておきましょう。
CPUの働きをわかりやすく解説!
CPU(中央処理装置)とは、Central Processing Unitの略称で、人間の頭脳のような働きをしています。
CPUは、パソコンの中枢部分であり、中枢の処理速度が遅ければ周りの性能がいくら高くても、全体的な処理速度はほぼ上がりません。
よくわからないという方は、これだけ覚えておきましょう。
「CPU=頭脳」
CPUについてもっと詳しく知りたいという方は、下の記事を参考にしてください。初心者にもわかりやすいように、専門用途を極力避けて解説しています。
メモリの働きをわかりやすく解説!
メモリとは、データを一時的に記憶する働きをしています。
人間で例えるところの、短期記憶です。これでもイメージができないという方のために、一つ具体例を出しましょう。
あなたは、高校受験のときの受験番号を覚えていますか?中学一年生のときの出席番号でも構いません。
おそらく覚えていないと思います。しかし、過去の受験を頑張っていたころの自分や学生生活を送っていたころの自分は覚えていましたよね?なんなら、覚えているか否かでは無く、必要があれば無意識でも書けていたと思います。
毎日使うから覚えている。しかし、毎日使わなくなったから、記憶から薄れていった。ということです。
メモリも同じようなものです。頻繁に使うものは記録しておき、CPUの演算計算を省略させ、全体の処理速度を向上させているのです。ちなみに、長期的に記憶すべきものは、ストレージに保存し、データを記憶する役割をしっかりとわけているのです。
メモリについて詳しく知りたい方は下の記事を参考にしてください。小学生でもわかるくらい噛み砕いて解説しています。
CPUとメモリのお互いの関係性とは?
ここからはCPUとメモリのお互いの関係性について解説していきたいと思います。
結論からいうと、CPUはひたすら計算して、指示を出しています。メモリは溜まった計算すべき資料を、CPUの計算が終わり次第、ちょうど良いタイミングで計算課題をCPUに流すという作業をしてます。
例えるなら、CPUは風船で、メモリは空気を入れるポンプのようなイメージです。風船に空気を送りすぎるとパンクしてしまうので、メモリが空気を溜めながら空気が一気に風船にいかないようにしているような感じです。
ここまででCPUとメモリの関係性の大体のイメージがついたと思います。
しかし、ここで一つ疑問が浮かびます。
データを送るだけなら、メモリではなくHDDやSSDなどのストレージでもいいのではないのか?
答えはNOなんですが、ストレージではダメな理由はCPUの処理に必要なデータを送るスピードが遅いからです。
CPUというのは64bitプロセッサであれば、2,000京ほどの数字を処理することができます。”一十百千万億兆京”の”京”ですが、「京ってなに?」という感じですよね。しかし、実際CPUというは一度に扱える情報量多く、それを処理するスピードも速いため、普通のストレージではスピードが遅すぎるため、メモリというデータを溜めCPUに送り込むためだけのパーツが存在しています。
メモリは、データのパス回しが上手なのです。
そんなデータのパス回しが上手なメモリと超高速に計算と命令をこなしてしまうCPUが合わさってパソコンというのは成り立っているというわけです。
まとめ
ここまでCPUとメモリの関係性を紐解いてきました。
実際はもっと専門用途などを使って解説した方が、より細かい解説までできるのですが、今回はイメージを付けてもらうためにも、例え多めで解説してみました。
普段、使っているパソコンがどうやって動いているのかを理解して使うのと、知らずに使うのとでは、かなり違ってきます。
パソコンの各パーツがどのように機能しているのかを把握しているだけで、パソコンが壊れたときにどこのパーツが不具合を起こしているのかがわかり、結果的に迅速な対処を行うことができるといわけです。
土日休み.comでは、今回のようなパソコンのパーツを解説する他にも2019年人気パソコンなども解説、紹介しています。興味のある方は下の関連記事を参考にしてみてください。
コメントを残す