「OSってなに?」
「普段使ってるOSがわからない。」
「プログラミングにはどのOSがいいの?」
今回、土日休み.comではパソコンやスマホを使っている人なら誰でも使っているOSについて解説していきたいと思います。
普段、スマートフォンを使っているときに「これは◯◯のOSを使っていて…」なんて意識は持っていないと思いますが、仕事などで新しくパソコンを使うときや購入するときにOSの選択を間違えると「最悪の場合、業務が全くできない。」なんてことにもなりかねないので最低限の知識は押さえておきましょう。
OS(オペレーティング・システム)とは?
OS(オペレーティング・システム)とは、ハードウェアやソフトウェアを動かすためのシステムです。
簡単に言うと、普段当たり前のようにパソコンでできていること一つ一つはOSが動かしているというわけです。
例えば、
「パソコンのキーボードで文字が打てる」
「マウスが動く」
「ディスプレイが表示される」
「WordやExcelなどのソフトが使える」
「Googleで検索できる。」
これら全てOS(オペレーティング・システム)があって、始めて動いています。例えるならシステムを動かすための一番底の地盤とも言えるでしょう。
また、このOSと呼ばれるシステムは通常パソコンやスマートフォンにはインストールされた状態で販売されており、それぞれの提供する会社によってOSの種類も複数あります。
有名どころで言うと、Windows、Mac OS、Linuxは3大OSといっても問題ないでしょう。(※OSの種類については後ほど説明します。)
1台のPCに複数のOSは導入できるの?
一台のパソコンに複数のOSをインストールできるのか?
答えは、Yesです。
一台のパソコンに複数のOSをインストールし、利用している人もいますが、OSというのは重いものが多く、複数のOSをインストールすることでコンピュータの力をフルで使えないということもあるのでおすすめはしません。
一般企業などでは、OSが複数無いと業務に支障がでることもあるので大きな物理サーバー内でパーテーション(データの仕切り)を切り、複数のOSをインストールしたりしています。
最近では仮想サーバーによって複数のサーバー空間を仮想的に複数作り、それぞれに別のOSを導入できたりもします。
物理サーバーや仮想サーバーについての説明はここでは省くので気になる方は下の記事を読んでください。
端末によって導入するOSの種類は決まる!
実は、普段利用する端末の種類によって基本的にはOSが決まっています。
例えばWindows専用パソコンにはWindowsのOSを、Mac専用のパソコンにはMac OSというように基本的には端末(提供する会社)によってOSは決まっています。
ただし、Windowsのパソコンに無理やりMac OSをインストールすることも可能ではあるので不可能ではありません。
「Windows」「Mac」「Linux」「iOS」「Android」計5種類のOSの特徴やメリット・デメリットとは?
ここからは普段つかってるOSの種類や特徴をご紹介すると共に、各OSのメリットやデメリットもまとめていきます。
Windows(ウィンドウズ)
Windowsは、マイクロソフト社が開発したOSです。OSの中でも全世界で最もシェア率が高く、2019年現在、8割以上はこのWindowsを利用しています。
また、Windowsの特徴としては、パソコンの種類やインストールできるソフトウェアの種類が豊富にあるということです。
一般的な会社では、Windowsを採用している会社がほとんどです。
- シェア率が最も高く信頼性がある。
- インストールできるソフトウェアの種類が多い。
- 自作PCなどカスタム性が高い。
- 料金がかかる。(最新のもので¥15,000くらい)
- Unix系の開発がしにくい。
Mac OS
Mac OSは、Apple社が開発したOSです。Windowsの次にシェア率が高く、ここ数年でシェア率を拡大させているOSです。
特徴としては、Apple社が独自に開発したパソコンとOSをセットで販売しているため、Macのパソコンといえば誰もが同じイメージを頭の中に浮かべるはずです。
また、このMac OSはアプリ開発やWeb制作などの開発に向いており、プログラマーの中ではあえてこのMac OSを使っている方も多数います。
- シェア率が2番目に高く信頼性がある。
- Unix系の開発に向いている。
- パソコンのデザインがカッコいい。
- 料金がかかる。(最新のもので¥2,000くらい)
- Apple製品として扱われるためパーツ毎のカスタム性が低い。
Linux(リナックス OS)
Linux(リナックス)は、OSの根源とも言える大元のOSです。また、WindowsやMac OSがこのLinuxの派生で開発されています。特に見た目はMac OSそっくりです。
大きな特徴としては、WindowsやMac OSのインストールには料金がかかるのにたいして、Linuxはフリーでカスタム自由なオープンソースとして有名です。また、誰でも自由にカスタムできるというのも大きなポイントです。
また、基本的には、コマンド操作でOSを動かします。
- WindowsやMac OSの元祖
- インストールできるソフトウェアの種類が多い。
- 無料
- OSを自分で好きにカスタムできる。
- 開発がしやすい。
- サーバーなどには積極的にインストールされている。
- コマンド操作に慣れていない人には扱いにくい。
iOS
Apple社が開発したiPhoneやiPad専用のOSです。母体はMac OSになっているため、操作感や見た目はMac OSやLinuxに似ています。
操作性やデザインに優れているのが特徴です。
- 操作しやすい。
- iPhoneやタブレットのデザインがカッコいい。
- 画面がきれい。
- Androidより料金が高め。(各種スマホ会社を参考にしてください。)
Android(アンドロイド)
Google社が開発したLinuxをベースにスマホ用に作ったOSです。
現在、Android端末とiPhoneを比べるとAndroid端末のほうがシェア率が高い国が多いというのが現状です。ちなみに、日本ではiPhoneの方6割以上シェアを占めているため、iPhoneの方が人気です。
また、Linuxをベースにしているためカスタム性が高いのが特徴です。
- カスタム性が高い。
- シェア率が高い。(ちなみに日本はiPhoneの方がシェア率が高い。)
- iPhoneより料金が安い(各種スマホ会社を参考にしてください。)
- 悪質なアプリが存在する。
- 初心者には扱いにくい。
BSD(Berkeley Software Distribution)
BSD(Berkeley Software Distribution)は、UnixというOSから派生してきたシステムです。
Linuxと似ており、オープンソースなためカスタムも自由です。ただし、かなりマイナーなOSなためパソコン初心者にはおすすめはしません。興味のある方は無料なのでいらないパソコンなどにインストールしてみると面白いかもしれません。
- 無料
- OSを自分で好きにカスタムできる。
- 開発がしやすい。
- コマンド操作に慣れていない人には扱いにくい。
【エンジニア必見!】プログラミングをするならどのOSがおすすめ?
ここからは、「プログラミングをするとしてらどのOSを使ったら良いのか」という質問を良くいただくので初心者エンジニアのために軽く解説していきたいと思います。
結論から言いますと、基本的にはWindowsかMac OSの2択になると思います。そして、この2つのOSの選び方は、「あなたがどのような開発をしたいのか?」によって変わってきます。さらにいえば、どの言語をメインに使うのかによって変わります。
具体的には、RubyやPHPなどのUnix系の言語を使った開発をしたい方はMac OSを、それ以外のC言語やJavaを使った開発はWindowsで大丈夫だと思います。
詳しい解説は、OSの話から離れてしまうので別記事にまとめたいと思います。
“32bit OS”と”64bit OS”の違いとは?
OSには、32bitと64bitのそれぞれ2種類があります。
この2つの違いはデータの読み書きする情報量の差です。もちろん値の大きい64bitのOSの方が処理が早いです。2019年現在は、多くのソフトウェアが64bit規格で作られています。
また、OSが64bitの場合は、64bitと32bitの両方のソフトウェアを動かすことは可能ですが、OSが32bitの場合は、32bitのソフトウェアしか動かすことはできないので基本的には64bit形式のOSを選択するようにしましょう。
これからパソコンを購入する人は、ほとんどのパソコンが64bit規格のOSで販売されているのであまり考える必要はありませんが、購入する前に念の為確認したおきましょう。
自分のパソコンが何bit対応のPCなのかは、絶対に確認しておきましょう。また、確認の仕方は別記事にまとめてあるのでそちらを参考にしてください。
まとめ
ここまでOSについたまとめてきました。今や、パソコンを使う人は誰もが今回ご紹介したOSのいずれかにはお世話になっていると思います。
普段、パソコンを使うときにOSのことを考える必要はありませんが、仕事などでパソコンを用意する場合は、予めどのOSを使うのかをしっかりと把握した上で用意するようにしましょう!(特にこれからプログラミングをやっていくという方はOSの選択ミスには注意してください。)
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