こんにちは、土日休み.com運営部です。
「業務用コピー機のフィニッシャー機能とは?」
「フィニッシャー機能の中で違いはあるの?」
「フィニッシャー機能の費用相場」
複合機の機能といえば、コピー・プリンター・FAXなどが基本的な機能として知られていると思います。
しかし、現代ではますます便利になり、複合機にも様々なオプションをつけて機能を拡張することができるようになりました。
そこで近年、多くの企業で導入されているのがフィニッシャー機能です。印刷枚数の多い企業やまとまった資料を何部も作るような会社では、特に役立つ機能です。
今回はそんなフィニッシャー機能について、種類から費用相場、選び方まで徹底解説したいと思います。
業務用コピー機のフィニッシャー機能とは?
フィニッシャー機能を一言にまとめると、「印刷した書類をそのまま自動的に、ホチキス留めをしてくれる機能」です。ちなみにホチキス留め以外にもパンチ(穴あけ)や中綴じまで行ってくれるものもあります。
この機能がない場合、プリンターで10枚つづりの書類を10部印刷した際に、手作業で10枚ごとに書類をホチキス止めをしなくてはなりませんでした。
それがフィニッシャー機能の登場により自動化され、「プリントした後の手間」がなくなりました。
基本的に、フィニッシャー機能が標準搭載されている複合機はなく、オプションで追加することで使用することができます。
業務用コピー機のフィニッシャーの種類は?
フィニッシャーにも2つの種類がありますので、それぞれ解説していきます。
①:インナーフィニッシャー
インナーフィニッシャーは、複合機の紙が出てくる部分に設置するフィニッシャーです。
インナーフィニッシャーは、サドルフィニッシャーと比較して小型で、パワーはそこまでありません。しかし、安く導入できるという大きなメリットがあります。
サドルフィニッシャーではホチキス留め以外にも、パンチ機能(穴あけ)や中綴じ・紙の折り曲げを行ってくれるものもありますが、インナーフィニッシャーは「ホチキス留めのみ」という場合がほとんどです。
基本的に、20枚/min〜30枚/minの中・低速機に取り付けられます。
- 小型でパワーは小。追加機能はないが価格が安い。
- 中低速の機械にとりつけられる。
- 一度に留められる枚数は、15枚ほどまで
- そこまで大量・頻繁にフィニッシャーを使わない会社におすすめ
②:サドルフィニッシャー
サドルフィニッシャーは、複合機の横に取り付けるフィニッシャーです。
インナーフィニッシャーよりもパワフルで、50枚〜100枚の書類もまとめてくれるほどです。
また、前述の通り、パンチ機能(穴あけ)や中綴じ機能、折り曲げ機能(Z折り、三つ折り)が利用できるものもあります。
パンチ機能など種類が豊富な分、インナーフィニッシャーよりも価格はかなり上がります。
- パワーは大。様々な追加機能があるが価格は高い。
- 高速印刷のできる複合機で導入されることが多い。
- 一度に50枚〜100枚くくりの書類をまとめられる。
- 大量印刷をする会社におすすめ。
業務用コピー機のフィニッシャーの相場は?
ここからは、フィニッシャー機能の相場について解説していこうと思います。
メーカーによっても違うので一概には言えませんが、ここでは実際の例を出していこうと思います。
低速機種 | 中速機種 | 高速機種 | |
インナーフィニッシャー | 8〜13万 | – | – |
サドルフィニッシャー | 20〜30万 | 40〜45万 | 50〜60万 |
パンチ機能 | 6万 | 7万 | 7万 |
多くの場合こちらの料金に、取付費用(5,000円ほど)が上乗せされます。
また、サイドフィニッシャーを設置する場合は給紙ユニットや中継ぎユニットが必要ですので、ない場合は追加で導入が必要です。(4〜5万円ほど)
また、針の値段も人が使うホチキスの針のように安くはありませんので、そういった費用も把握しておきましょう。
業務用コピー機にフィニッシャーは必要?どう選べば良い?
ここからは、そもそもフィニッシャーは必要なのか?必要な場合は、インナーフィニッシャーとサドルフィニッシャーのどちらをどう選べば良いのか?を解説していきます。
皆さんはフィニッシャーの相場をみてどう思ったでしょうか?
おそらく、「思っていたよりずっと高い…」というのが正直な感想だと思います。
フィニッシャー機能は、便利で業務効率が向上し、人件費削減などに貢献することは間違いないものの、すべての会社で導入を推奨することはできないというのが本音です。
それでは、どのような会社がフィニッシャーを導入すれば良いのでしょうか?
複合機を10年以上扱っている、土日休み.comの運営部が考える目安を掲載しておきます。
- 月間印刷枚数が5000枚〜
- 月に15日以上、50部程度の書類をまとめて作成する業務がある
- 20/分〜30/分の機種を利用している
- 多少お金がかかってでも資料作りを自動化したい
- 月間印刷枚数1,5000枚〜
- 毎日のように50部以上の資料作りや冊子作りを行う
- 40/分以上の機種を利用している
サドルフィニッシャーについては、毎日のようにホチキス留めが必要な資料などを作成をする会社は、人件費や業務効率を考慮して導入しても良いでしょう。
しかし、インナーフィニッシャーの場合は、構造上使いすぎると、サドルフィニッシャーよりも紙詰まりなどのトラブルが多くなってしまうのにも関わらず、逆に使用量が少ないと価格分の働きをしてくれず、「手作業でもよかった。失敗した」となってしまうため、導入の判断が難しいといえます。
販売店の営業マンはとにかく利便性をアピールし、フィニッシャーを導入することが当然かのようにトークすることがありますが、「絶対にインナーフィニッシャーを導入した方が良い!」と自信を持って言える条件のお客様はなかなかいないというのが実情です。
上記はあくまで目安となっているので、優良な販売店やその道のプロに相談してもらうのが、一番確実な方法ではあります。
まとめ
ここまでフィニッシャー機能についてまとめてきました。
確かに便利なフィニッシャー機能ですが、導入するとなると費用の面で壁があることがわかりました。
フィニッシャーを導入する際は、
「予算を割くほど、フィニッシャー機能を頻繁に利用するのか?」
「導入することで人件費・業務効率を本当に向上できるのか?」
ということを確認してみましょう。
それでも判断が難しければ、ぜひともプロに頼ってください。
土日休み.comでは、あなたの会社に合った最適な複合機が業界最安値のカウンター料金で使用できるサービスを用意しています。
「複合機を導入したいがどんなものがいいのか分からない…」
「現在の複合機にかかる費用が高いと感じる」
「ちょうどリースが終わりそうで入れ替えを検討している」
そんなあなたは是非チェックしてください。
コメントを残す