オフィス移転の際に、外見や機能性の面で満足度を大きく左右させるのが、オフィス家具です。実際、オフィスに配置するものはOA機器以外全て家具ですから、オフィスにおける役割はかなり大きいものとなるでしょう。しかしながら、
「オフィス家具はどのようなものを揃えれば良い?」
「オフィス家具の相場は?」
「どうやって家具でオフィスの質や生産性を上げることができる?」
このように疑問が多く発生する分野でもあります。
この記事ではオフィス移転の際に揃えるべきなおすすめの家具を紹介した上で、オフィスの質を向上させるためにこだわるべきポイントについても解説していきます。
オフィス移転の際に揃えるべきおすすめ家具とその相場は?
オフィス移転の際に確実に揃えるべき家具は以下の通りです。
- パーテーション
- デスクチェア(椅子)
- 椅子
- テーブル
- ロッカー
- 収納棚(ラック)
では、それぞれの家具について詳しく解説していきます。
なお、オフィス家具については値段がピンキリですので、相場については参考程度でお願いします。
パーテーション
パーテーションとは、簡単にいえば「後付けできる壁」です。オフィスにおいて部屋や仕切りを作ることができます。
パーテーションには大きく分けて
- 床から天井までカバーする『ハイパーテーション』
- 高さは無いが簡単に移動ができる『ローパーテーション』
この2種類があります。あとは使われる素材によってアルミパーテーション・スチールパーテンション・ガラスパーテーションなどと呼ばるものがあります。
ちなみにハイパーテーションは工事によって床と天井を固定したり、レールをつけたりする必要があります。基本的には、ハイパーテーションで部屋を分け、ローパーテーションでそれぞれの部屋を必要に応じてレイアウトすることになります。
相場についてですが、パーテーションは形状や素材によって大きく値段が異なります。
ただの壁として機能するローパーテーションは8,000円〜15,000円、折りたたみ式でレイアウトを自由にできるものは15,000〜30,000円、部屋を仕切るハイパーテーションは部屋の広さによって30,000円〜となります。
デスク
デスクは社員が仕事を行うためのスペースになります。
デスクを選ぶ際の基準については、用途によって
- 大きさ
- 収納性
- 素材
を見て決めましょう。
個人的には、社員の働きやすいスペースが確保されていれば、大きく変わるものでも無いので、こだわる必要は薄いと感じます。
相場については一人あたり8,000円〜30,000円と考えておきましょう。
デスクチェア(椅子)
座っての仕事がメインの場合、椅子については最もこだわっていただきたいオフィス家具となっています。
なぜなら椅子については、長時間使用するものであり、椅子によって社員のパフォーマンスが大きく変化するからです。
イメージしてみてください。あなたがカフェに8時間いなければいけないとして、硬い木の椅子よりも、ふかふかでソファのようになっている椅子に座りたいですよね?働いてくれる社員さんも同じことを考えます。
そして、ずっと使用するものだからこそ、多少高いものを導入してもコストパフォーマンスが良いです。
当社でも、初めは特に変哲の無いデスクチェアを使用していましたが、社員からは不評でした。
しかし、思い切って全社員の椅子を一気に高価なデスクチェアに変えたところ、なんと翌月から残業時間がおよそ50%減り、さらには勤務中の社員の仕事量も一人当たり15%も増加したのです。社員の満足度もかなり高まり、かなりコスパの良い買い物であったと感じています。
価格帯については椅子の質によってかなり異なります。
一般的な椅子であれば5,000円〜10,000円ほど、機能性を備えた高価な椅子となると15,000円〜200,000円のものまであります。
価格については、やはり高価なものほど良い椅子になります。ここで意外にコスパが良いのが『ゲーミングチェア』です。こちらはプロのゲーマーが長時間座るために開発された椅子ですが、デスクワークにおいてもその特性は十分にいかされます。
さらに、価格帯も何十万もする高級オフィスチェアに比べるとリーズナブルです。「社員の生産性を上げたいけど、高すぎる椅子は買えない」という方はゲーミングチェアについても検討してみてください。
テーブル
テーブルについては、会議室や応接間、社員のリラックスペースを作る場合などに必要となるでしょう。
こちらについては、応接間以外は特にこだわる必要はない部分だと思います。応接間については後ほど解説します。
価格帯はリーズナブルなものであれば10,000円〜30,000円ほど。こだわる場合はそれ以上といったところです。
ロッカー
ロッカーはあるとかなり便利です。社員に使用してもらえば働きやすさや利便性に大きく貢献してくれます。うちの会社では、ロッカーに家庭用ゲーム機を入れておき、休憩時間にやっているツワモノもいたりします。
かける予算は用途によってでしょう。デスクなどが定位置の場合など、収納がすでに確保されているのであれば簡素なもので良いと思います。
近年流行っているフリーアドレスのオフィスなどは、プライベートな収納スペースが無いため、大きなロッカーを用意している会社もあります。フリーアドレスとは、従来のように固定のデスクなどが存在せず、オフィス内の自由な場所で仕事ができるというものを指します。
価格はBOX6個で30,000円というように売られている場合がほとんどすが、一人当たり5,000円〜10,000円と考えて良いでしょう。
収納棚(ラック)
オフィスはできるだけ広く綺麗な空間であった方が社員さんにとって働きやすい場所であるのは明確です。
そのためにも、効率よく物を収納できる収納棚はあれば便利となります。
価格は簡素なよくあるもので15,000円〜30,000円ほどとなります。インテリアにこだわる場合はさらに高くなってくるでしょう。
オフィス移転の際にこだわるべきおすすめの家具とは?
ここからは、オフィス移転の際に特に特にこだわることをおすすめする家具をご紹介します。
1.デスクチェア(椅子)
椅子については上で説明した通り、長い時間使うものだからこそ、こだわることで天と地との差があります。
最初にお金を払えば社員さんの働きやすさや業務効率において大きなプラスとなってくれるため、投資は惜しまないようにしましょう。
まさにオフィスにおいて重要なお金の使い所とも言えます。
2.応接間に置く家具
お客様や取引先の会社様、新しく会社で働くことを志願してくれた方などをお通しするために応接間を用意する会社さんも多いことでしょう。
この応接間においては、良い家具を取り揃えることをおすすめします。なぜなら、応接間にこだわることで来客の反応が全く異なり、相手に会社の印象を強く残すことができるからです。
こちらは実際に私がした体験ですが、皆さんもイメージしてみてください。
初めてお伺いする会社様に出向き、お互いに信頼関係を築けていない中で大切な商談をするとき。ご案内された応接室は落ちついたヴィンテージ調のデザインで統一されており、まるでオシャレなレストランのVIPルームに案内された気分。さらに、用意された椅子はシンプルながらも美しい革製のデザインで、座ると一瞬で家で座っているソファとの格の違いを感じる座り心地…。
思わず社長さんに色々とお話を伺ったところ、椅子やテーブルはオーダーメイドの高級家具でした。そこで新卒学生の面接などをすると、反応が面白いんだとか…
とにかく、こんな部屋を用意されたら確実に印象に残ってしまいますよね。さらに、信頼感や会社の強さを感じさせます。
「会社の格を上げたい!」
「来客の満足度を上げたい!」
「採用を有利に進めたい!」
そんな方は是非とも応接間にこだわってみてください。
3.社員のリラックスできる場所に置く家具
こちらも会社の生産性や社員の働きやすさを高めるという観点から、取り入れるオフィスも多いです。
それぞれのデスクやチェアとは別に、リラックスできる部屋や空間を用意します。
そこでは横になれるソファやマッサージチェア、会社によっては仮眠ができるベッドなんかを用意しているところもあるようです。
せっかくリラックスできる空間を作るのですから、家具については座り心地を重視したソファor椅子や良いマッサージ機などを買い揃えましょう。
まとめ
ここまでオフィス家具について解説してきました。
オフィス家具については、費用対効果を考えて適切に投資をすることにより、社員の働きやすさや会社の評判に大きな影響を与えます。
とはいえ、一度導入すると壊れるまで見直す機会もあまりないですから、オフィス移転の機会にこだわってみませんか?
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