「仮想サーバーってなに?」
「仮想サーバーと物理サーバーの違いはなに?」
「VPS?クラウドサーバー?」
今回、土日休み.comでは最近流行りの仮想サーバーについてまとめていきたいと思います。仮想サーバーが
仮想サーバーとは?仮想サーバーと物理サーバーの違いは?
仮想サーバーとは、”仮想”というワードが付いているように、仮想上で動いているサーバーのことを指します。さらに言えば、実態がないサーバーとも言えます。
通常、サーバー(物理サーバー)は、大型の次世代感溢れる機械が何台も設置されているものを想像してしまう人は少なくないと思いますが、仮想サーバーの場合は、仮想化ソフトウェアと呼ばれるもので稼働しているため、物理的な存在はしていません。
そして、仮想化ソフトを通して、本体(物理サーバー)の資源(CPU、メモリー、ストレージなど)を使い、1つのサーバーとして稼働しているという仕組みです。イメージは下の図を参考にしてください。
仮想サーバーの主な用途としては、サーバー内でデータを管理し、Webサービスを展開したり、社内のデータを保存するために使われます。
仮想サーバーと物理サーバーの違いとは?
先程、仮想サーバーには実態がないと言いましたが、厳密には大元をたどると実態は存在します。
「さっき言ってたことと違うじゃん!」と思われたかもしれませんが、どちらも嘘ではありません。
仮想サーバーとは、物理サーバー上に仮想化ソフトウェアをインストールし、複数のサーバーを仮想上に作り上げているため、仮想サーバーというもの自体は実態は存在しませんが、物理サーバー無くして、仮想サーバーは存在しないのもまた事実というわけです。
仮想サーバーと物理サーバーの違いが気になる方は下の記事にまとめてあるので参考にしてください。
仮想サーバーであるVPSとクラウドサーバー(パブリッククラウドサーバー)の違いとは?
仮想サーバーには大きく分けて2つのサーバーが存在します。
- VPS(バーチャルプライベートサーバー)
- クラウドサーバー(パブリッククラウドサーバー)
「VPS」と「クラウドサーバー」は根本的な仕組みは同じです。
これらの2種類のサーバーは、2つとも物理サーバーに仮想化ソフトウェアをインストールし、仮想上のサーバーを作りあげます。そして、作り上げたサーバーをレンタルとして貸し出しています。
「VPS」と「クラウドサーバー」の違いは、サーバー内の資源の量を好きにカスタムできるか否かの違いです。例えば、明日は自社のWebサービスのアクセスが一気に集まるというのを予め予想している場合、クラウドサーバーを運用していれば、普段よりもサーバーが負荷に耐えられるように資源を調整することができます。
クラウドサーバーの場合は、主にAIのディープランニングを行う際に運用されることが多いです。
VPSとクラウドサーバーをのそれぞれのメリットやデメリットなどの解説は別の記事にまとめてあるので、興味のある方は参考にしてください。
「サーバーそのものがよくわかっていない。」という方は下の記事をVPSやクラウドサーバーの他にも、「共用サーバー」や「専用サーバー」といったサーバーの基礎の部分を記事にまとめてあるので参考にしてみてください。
仮想サーバーのメリット・デメリットとは?
ここからは、仮想サーバーのメリットやデメリットについてまとめていきます。
仮想サーバーのメリットとは?
仮想サーバーのメリットは主に4つあります。
1つ目のメリットは、物理サーバーと違い、サーバー内の資源を有効活用できるということです。
本来、物理サーバーを1台運用すると、サーバー内に搭載されているメモリーやCPUなどの資源があまった場合、それはただの無駄になっていました。しかし、仮想化を実現したことで、必要なサーバーに必要なリソースを割くことができます。
2つ目のメリットは、障害への損害が少ないということです。
仮想サーバーを構築する際、その多くは数十台の物理サーバーを連携させて作るため、仮に数十台の物理サーバーのうちの一つがダウンしたとしても他のサーバーで補うことができます。
3つ目のメリットは、OSのサポートが切れていても、十分運用できるという点です。
仮想サーバーは、サーバーそれぞれに別のOSをインストールすることができます。そのため、仮に仮想サーバー内のOSが切れていたとしても大元である物理サーバー内のOSが最新であれば問題なく、仮想サーバーを運用することができるというわけです。
4つ目のメリットは、運用コストの削減に繋がるということです。
リソースを有効活用したり、OSのサポートが切れていたとしても運用できるため全体的な運用コストが削減できます。
- 物理サーバーと違い、サーバー内の資源を有効活用できる。
- 障害への損害が少ない。
- OSのサポートが切れていても、十分運用できる。
- 運用コストが下がる。
仮想サーバーのデメリットとは?
仮想サーバーのデメリットは主に2つあります。
1つ目のデメリットは、規模が小さいほどコストパフォーマンスが下がるという点です。
これはそもそものVPSが小規模向けではなく、中規模から大規模の企業が運用するためのものが多く、個人で運用するにはコストが高く付きやすい傾向にあります。
2つ目のデメリットは、仮想サーバをメンテンスするのに専門的な知識を持った人が必要ということです。
基本的に、仮想サーバーはカスタムの幅が広いため、セルフで運用することが多いです。最近では、メンテナンスなどを代行してくれるサポートがありますが、別途料金がかかってきていまいます。
- 規模が小さいほどコスパが下がる。
- 仮想サーバーをメンテンスするのに専門の知識をもった人が必要
まとめ
今まで物理サーバーというのが主流の世の中でしたが、仮想サーバーができたことによって、仮想サーバーの需要は非常に高まり今後もより進化していくと予想されます。
今回は、仮想サーバーについてまとめてきましたが、実際に運用する際はVPSやクラウドサーバーというサービスになります。
もし、VPSやクラウドサーバーの導入を検討している場合は、2つのサーバーのメリット・デメリットを吟味した上で導入することをおすすめします。
下の記事にVPSとクラウドサーバーのメリット・デメリットの他に現在人気のサービスも紹介しているのでよかったら参考にしてみてください。
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