日本ではあまり認知度がないと言えるのがパブリッククラウドサーバーですが、実際世界規模で見るとここ数年で大幅な成長を遂げています。
今回、土日休み.comでは、パブリッククラウドサーバー(クラウドサーバー)とは一体どのようなサービスなのかを紐解いていきます。
「サーバーってなに?」
「共用サーバー・専用サーバー・VPSの違いがよくわからない。」
「パブリッククラウドサーバーって食べられるの?」
このように、サーバーの基礎の部分がよくわからないという方は下の記事にまとめてあるのでそれを読んでから本記事を読み進めることをおすすめします。
パブリックラウドサーバー(クラウドサーバー)とは?
パブリッククラウドサーバー(public cloud server)とは、インターネット経由でサーバーを利用することのできる仮想サーバーのことを指します。例を出すとすると、仮想上(バーチャル上)に家をたてるようなイメージです。
VPSとの大きな違いは、サーバーに必要な資源をも自分自身で好きにカスタムできる点です。バーチャル上という例を出したように、自分が必要な場所に新しい空間を作りそこでサービスやデータを管理することができるとうわけです。
そのため、パブリッククラウドサーバーの料金は一般的なレンタルサーバー(共用サーバー)のように一律で毎月払っていくのではなく、使った分だけ料金を支払うようにしたるのが特徴です。
また、パブリックサーバーを利用する場合は、サーバーに関する知識がすでに備わっている必要があるため、サーバーに関する知識を持っている方が必要になってきます。
クラウドサーバーの種類
クラウドサーバーは主に3種類に分類されます。
- SaaS(Software as a Service)
- PaaS(Platform as a Service)
- LaaS(Infrastruvture as a Service)
ソフトウェアをインターネット上で利用できるようにするサービスを提供できます。
従来の場合は、パソコンに指定のソフトをインストールしてソフトウェアを起動し、利用するスタイルがほとんどでしたが、SaaSを活用することでユーザーがシステムにログインするだけでソフトウェアを利用することができるようになります。
Google AppsやパズドラやYouTubeなどのASP(アプリケーションサービスプロバイダー)が代表的なサービスとしてあげられます。
アプリケーションの開発をするプラットフォームを提供することが可能になります。PaaSに関してはなかなか利用しているサービスが身近にないのでわかりにくかもしれないです。ちなみに、Google App Engineがその代表サービスと上げられます。
サーバーなどのインフラ部分を提供するサービスを提供することができます。
具体的なサービス名としては、Xserverやさくらサーバーなどのレンタルサーバーサービスなどがこれに該当し
パブリッククラウドサーバーのメリット・デメリットとは?
ここからはパブリッククラウドサーバーについてのメリットやデメリットをご紹介していきます。
パブリッククラウドサーバーの特徴・メリット
パブリッククラウドサーバーのメリットは主に3つあります。
1つ目のメリットは、そのときの状況に応じて資源を増やすことができることです。
これは、パブリッククラウドだから可能なメリットです。もし、アクセスが集中すると予めわかっていた場合は通常よりもサーバーに負荷がかかっても問題ないようにすることができます。
2つ目のメリットは、特定のサービスに特化したサーバーを扱えることです。
先述の通り、パブリッククラウドサーバーには3つの種類があり、提供するサービスにあったサーバーを運用することでセキュリティの向上にも繋がります。
3つ目のメリットは、使った分だけ料金を支払うことができるという点です。
パブリッククラウドサーバーは、運用している時間と利用するスペックによって請求額が変わってきます。
- そのときの状況に応じて資源を増やすことができる。
- 特定のサービスに特化したサーバーを扱える。
- 使った分だけ料金を支払うことができる。
パブリッククラウドサーバーの特徴・デメリット
パブリッククラウドサーバーのメリットは主に2つあります。
1つ目のデメリットは、常に稼働している場合は、レンタルサーバーの方が安くなりやすいということです。
もちろん実際に運用してみないとわからないので、運用してみて高ければ通常のレンタルサーバーに切り替えても良いかもしれません。
2つ目のデメリットは、サーバーをメンテンナンスできる人間が周りにいなければならないということです。
クラウドサーバーやVPSは基本的にはメンテナンスはセルフで行うため、サーバー初心者がクラウドサーバーを扱うのは難しいため、おすすめはしません。
- 常に稼働している場合はレンタルサーバーの方が安くなりやすい。
- サーバーをメンテナンスできる人間が周りにいなければならない。
おすすめパブリッククラウドサーバーはどこ?価格や特長を比較しました
ここからは、実際どの会社のサービスが良いのかを各サービスの特徴を交えて、世界的に有名な老舗のサービス会社5社をご紹介していきます。
ご紹介する5社すべての本拠地は海外ですが、中には日本にいても聞いたことのある名高い企業ばかりがクラウドサーバーサービスを展開しています。
- Alibaba Cloud
- Google Cloud Platform(GCP)
- Microsoft Azure
- IBM Cloud
- Amazon Web Service(AWS)
1.Alibaba Cloud
Alibaba Cloudは、ソフトバンクが運営するクラウドサーバーサービスです。
主には、中国ビジネス支援、ビックデータの活用、産業ソリューションの改革、プラットフォームやセキュリティの提供などをメインにサービスの幅を広げています。
また、世界的規模を誇るECサイトであるAlibabaを支えているのが、このAlibaba Cloudです。
Alibaba Cloudは、毎年11月11日に年に一度の大々的なセールを行う際もこのAlibaba Cloudが支えきっているという実績も兼ね備えているため、サーバーへの信頼性は抜群に高いと言えます。
2.Google Cloud Platform(GCP)
これもまた世界的な大企業であるGoogleが提供するクラウドサーバーです。
世界各国からビックデータを集めているGoogleは様々なビッグサービスを展開していますが、それを支えているのがこのGoogle Cloudです。
3.Microsoft Azure
こちらも名高いMicrosoft社が提供するクラウドサーバーサービスです。
ToshibaやBMWなどの大企業もこのクラウドサーバーを利用しています。また、開発者からは、Microsoftのプラットフォームでシステムを運用する場合は、Microsoft Azureが最強と言われています。
4.IBM Cloud
IBM Cloudは、IBM社が運営するクラウドサーバーです。
IBMの特徴としては、銀行などの企業がビジネスを遂行するために必要とするシステムの開発という数多い実績を残しているため、機械学習やビックデータの分析などの利用におすすめです。
5.Amazon Web Service(AWS)
Amazon社が提供するパブリッククラウドサービスです。
2004年からサービスを開始しており、現在最も利用されているクラウドサーバーです。
パブリッククラウドサーバーに関しては最先端のテクノロジーを搭載しているため、パブリッククラウドサーバーを利用する場合にはまず初めてに挙げられるサービスの一つです。
まとめ
ここまで、パブリッククラウドサーバーについてまとめてきました。実際、今回ご紹介した5社ならどこを選んでもハズレはありません。
パブリッククラウドサーバーは、かなり大きな企業やサービスを利用するときに使われることが多く、なかなか馴染み深いものではないと思います。さらに、サーバーそのもののメンテナンスも基本的には自社で管理しなければなりません。もし、自分もしくは身の回りにサーバーを扱える方がいる場合は、クラウドサーバーを利用してみても良いと思います。
また、どのサービスが良いのか悩んでいる場合は、最もシェア率を確保しているAmazon Web Serviceを利用することをおすすめします。
コメントを残す