スマートフォンやインターネットが発展し続けている現代、今やインターネットは私達の生活の中には必要不可欠なものになっていると思います。しかし、どのような仕組みでインターネットが成り立ち私達の生活の中に浸透してるのかをしっかりと理解している人はほぼいないでしょう。
例えば、なにかわからないことがあるとGoogleなどの検索エンジンを利用し、すぐに調べ物をしていると思います。
「なぜキーワードを入力するだけで、自分が望んでいたサイトが表示されると思いますか?」
それはサーバにデータ膨大なデータが保存され、あなたがキーワードを打ち込むことであなたが求めているであろう情報を予測し、表示しているからです。今回この記事ではサーバーの仕組みや種類についてご紹介していきます。
サーバー(server)とは?
サーバーとは、何かを提供してくれる存在のことです。
難しく考える必要はありません。例えば、Googleであればあなたがキーワードを入力し、検索ボタンを押したと思います。その瞬間、Google社が保管している膨大なデータの中からあなたが求めているであろう情報を提供してくれたはずです。サーバーとは何かを提供してくれるものそのものというわけです。
もっとわかりやすいのはスポーツのテニスです。テニスはラケットを使いサーバーとレシーバーに分かれて試合が始まります。
サーバーがボールを相手の陣地にラケットを使って打ち込みそれをレシーバーが受けるというスポーツですが、あなたがキーワードというボールを相手の陣地に投げ入れ、それをレシーバーが受け取り、あなたが求めているであろう情報を投げ返すという一連の動きがまさにGoogleの検索で使われているサーバーと同じ働きをしています。
大事なことなので2度いいますが、難しく考える必要はないのです。サーバーとコンピュータを重ねて考えるから難しいように思えますが、実際私達の身の回りでもサーバーと付くものはたくさんあります。
- メールサーバー
- ファイルサーバー
- ビールサーバー
- WEBサーバー
など、たくさんのサーバーとつくものがあります。そして、サーバーとつくもの全てにおいて共通しているのが、提供者とそれ受け取る者の関係が成り立っていることです。
インターネット上でのサーバーとは、多くのデータを保存し、管理しておくべき場所と覚えて置くとよいでしょう。
各種サーバーの特徴・メリット・デメリットとは?
ここからはサーバーの種類について解説してきます。サーバーとは主に4種類が存在します。
- 共用サーバー
- 専用サーバー
- VPS(バーチャルプライベートサーバー)
- クラウドパブリックサーバー
共用サーバー
共用サーバーとは、主となる大元のサーバーをいくつかに分割し、それを借りて運用する物理サーバーのことを指します。ただし、実際は一つのサーバーをユーザー全員で共有しているイメージの方が近いです。
xserver(レンタルサーバー)やさくらレンタルサーバーなどのサービスがこれにあたります。
大きな特徴としては、3つほどあります。
1つ目は、一つのサーバーのOSやメモリーを分割してレンタルしているため性能に限度があることです。
サーバーに負荷がかかるようなことをメインにする場合にはおすすめできません。
2つ目は、分割して利用している分レンタル代が安く済みやすいことです。
3つ目は、サーバーに関する知識がなくても運用できることです。
これは、運用している会社がユーザーが使いやすくすることもある意味この業界のサービスそのものだからです。
また、その他にもレンタルサーバーにはそれぞれメモリなどの性能の制限をそれぞれ敷かれた状態で各ユーザーが運用するため、レンタルサーバー同士の横の繋がりでの影響が少なくなりようには対策していますが、ある特定のサーバーにアクセスが集中するなどの状況になったときは他サーバーにも影響してしまいます。ちなみに、大物のサーバーが落ちた場合はすべてのレンタルサーバーも落ちるので注意が必要です。
- レンタル代が安く済む。(月額数百円からレンタル可能)
- サーバーに関する知識が必要ない。
- OSやメモリーを分割して使っているためレンタルサーバー同士影響を受けやすい。
- 大元のサーバーが落ちたときは、レンタルサーバーも落ちる。
さらに詳しく共有サーバーについて知りたい方は下の記事にまとめてあるので参考にしてください。
専用サーバー
専用サーバーとは、1ユーザーが1台のサーバーを運用できる物理サーバーのことを指します。
つまり、共用サーバーで分割していたサーバーの大元のサーバーのことです。この大元のサーバーを運用することで、好きなOSをインストールできたりと、共用サーバーよりもカスタム性が広がります。ただし、カスタム性が広がる分サーバーそのものを自らメンテナンスする知識や実践ノウハウが必要になります。
- 好きなOSをインストールできる。
- 好きにカスタムできる。
- 1ユーザー1サーバーなため周りの影響を受けづらい。
- 価格が高い。(月額1万円ほど)
- メンテナンスなどの知識や実践ノウハウが必要
さらに詳しく専用サーバーについて知りたい方は下の記事にまとめているので参考にしてください。
VPS(バーチャルプライベートサーバー)
VPS(バーチャルプライベートサーバー)とは、OSがインストールされた物理サーバーを仮想化したものを指します。OSやメモリーなどのサーバー内の資源を明確に分けることのでき、あくまでサーバーを運用しているユーザー側同士は独立して運用することができるというのが大きな特徴です。
共用サーバーと似ていますが、大きく違うところはOSやメモリーなどのサーバー内の資源を明確に分けることができることです。
共用サーバーは、一つのサーバーという部屋をみんなで使っているイメージですが、VPSは1つのサーバーという部屋を切り分けて、それぞれの家として独立して利用するイメージです。
また、専用サーバーと同じく、ユーザー側は一つのサーバーとして運用できるためカスタム性は非常に高くなっています。
- サーバーを切り分けているためレンタルしているサーバー同士の影響を受けにくい。
- カスタム性が高い。
- メンテナンスなどの知識や実践的ノウハウが必要
さらに詳しくVPS(バーチャルプライベートサーバー)について知りたい方は下の記事にまとめているので参考にしてください。
パブリッククラウドサーバー(クラウドサーバー)
パブリッククラウドサーバーとは、VPSと同じように1つのサーバーを切り分けて運用でき、サーバー内の資源を自由に変更できる仮想サーバーのことを指します。
VPSと同じくカスタム性に優れています。VPSとの大きな違いは、サーバー内で決められたOSやメモリーなどの資源を自由に変更できる点です。必要な分だけ自分で資源すらカスタムできるためVPSよりもカスタムの範囲は広がった仮想サーバーとも言えるでしょう。
料金設定は、パーキングエリアのように使った文だけ課金されていく仕組みなため他サーバーとのコストパフォーマンスを見比べて利用することをおすすめします。
- 使った分だけ料金がかかる。
- サーバー同士の影響を受けにくい。
- メンテナンスなどの知識や実践的ノウハウが必要
さらに詳しくパブリッククラウドサーバー(クラウドサーバー)について知りたい方は下の記事にまとめているので参考にしてください。
まとめ
ここまで、サーバーの基礎的な知識をまとめてきました。軽くまとめていきましょう。
サーバーとは、サービスを提供する側のことを指し、インタネット上ではデータを保存・管理できるもののことを指します。
また、サーバーは主に以下の4種類に分類することができます。
物理サーバー | 共用サーバー |
専用サーバー | |
仮想サーバー | VPS(バーチャルプライベートサーバー) |
クラウドパブリックサーバー |
物理サーバーと仮想サーバーの違いの解説はここでは省くので興味がある方は下の記事を参考にしてください。
正直どのようなサーバーが良いかというのは、サーバーをどんな目的で利用するかによって変わってくるため、一概には言えません。
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