こんにちは。土日休み.com運営部です。
「自社のデータを管理するためにはどうしたらいいか?」
「ストレージサーバってなに?」
「NAS(インターネットHDD)ってなに?」
「顧客データや会社の機密データを外部に晒すことなく安全に管理したい!」
この記事では、会社として顧客を抱えるような企業にとっては必須とも言えるデータ管理についての以上のような悩みを解消していきます。
サイバーセキュリティ問題は、基本的には地震や火事と同じように予期できないタイミングで引き起こります。
さらに言えば、セキュリティ上の問題が発生してからでは遅く、事前の対策が非常に重要となります。
いくら利益をあげている会社様でも、悪意を持ったハッカーやうっかりした人的ミスからデータを守ることができなければ、5年後その会社は潰れていると断言してもいいほど、近年セキュリティ関連のトラブルや犯罪は増え続けています。また、国が総力を上げて対策するほど情報管理に対する意識はかなり高まってきています。
今回この記事では先述の通り、社内のデータを管理する上で近年顧客を持つ会社では今や当たり前のように普及している『ストレージサーバ』についてお話していきます。
会社などの機密データを管理するストレージサーバとは?データの保存に何を使うべき?
ストレージサーバ(storage server)とは、簡単に説明すると”データを保管し、取り出す場所”のことをいいます。そもそも、ストレージ(storage)は英語で「貯蔵、保存」、サーバ(server)は英語で「提供者」という意味です。これで、ストレージサーバ(storage server)が「データを保管し、取り出す場所」という機能を持つのも納得していただけるはずです。
さて、ストレージサーバの意味はこれでわかったと思います。ここからは、具体的にどのようなストレージサーバがあるのかをお話していきます。
現在会社などのデータ管理で使われている方法は、主に2つしかありません。
- 「オンラインストレージ(クラウドストレージ)サービス」を利用する
- 「自社専用のストレージサーバ」を使う
結論からいいますと、『自社専用ストレージサーバ』を使うことをおすすめします。
「オンラインストレージサーバ」と「自社専用ストレージサーバ」それぞれメリットやデメリットがあるのでご説明します。
オンラインストレージサーバ(クラウドストレージサーバ)の特徴
オンラインストレージ(クラウドストレージ)とは、インターネット上でデータを管理することができます。サービス名では、GoogleドライブやBoxがそれに当たります。
また、インターネットと聞くと不安に思う方もいると思いますが、インターネットなどのセキュリティにさほど詳しい人が社内に以内場合には、自動的にアップデートしてくれるクラウド型のオンラインストレージを利用した方が安全だったりとメリットも数多くあり、プライベートのデータを管理する程度だったらかなりおすすめできるサービスです。
オンラインストレージサーバの主なメリットは、自社用ストレージよりも利用料が安く、手軽に使えるという点です。もし利用する場合には、Googleドライブやdorpboxなど老舗の会社が運営しているサービスを利用することをおすすめします。
- 自社用ストレージサーバを使うより、利用料が安い。
- ストレージサーバを運営している会社が自動的にアップデートしてくれる。
- アカウントさえあればどこにいてもアクセスできる。
- Windos,Mac,linux,ios,androidなどのアクセスに対応しているものが多い。
オンラインストレージサーバの主なデメリットは、セキュリティ上の問題です。
- サービスが突然終了する可能性がある。
- データが消えたときの保証がない。
- 自社専用のストレージを利用した方がセキュリティが高い。
- 情報流出の原因が分かりづらい
- 運営側のミスでデータが流出する可能性がある。
自社専用ストレージサーバの特徴
自社専用ストレージサーバは、自社でストレージサーバを購入・リース・レンタルし、自社のデータのみをストレージサーバの中に保存・管理できます。
会社としてデータを管理する以上、土日休み.comとしてはこの形態をとることをおすすめします。
この形態を取る主なメリットとしては、自社のためだけのストレージサーバを利用するため、データが閉鎖的になります。つまり、セキュリティが高くなるということです。
顧客を持って自ら事業を営んでいる場合には、今の時代必須アイテムと言えるでしょう。
自社専用のストレージサーバを導入するメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
- セキュリティ面では、オンラインストレージサーバーよりも高い。
- パスワードや顧客リストなどを安全に管理できる。
- 自社で管理しているためサービスが終了することがない。
- バックアップが常に2つあるなど機能性が高い。
- クラウド上でアクセスすることもできる。
- 専門のセキュリティ会社が問題が発生したときにサポートしてくれる。
- オンラインストレージよりも料金は高い傾向にある。
- 自社用のため実際にストレージサーバの実機を置くスペースが必要。
法人で利用するストレージサーバと一般で利用するストレージサーバの違いとは?NASってなに?
ここまでで、会社としてデータを管理する場合には『自社のストレージサーバ』を使う方が良いというのはわかったと思いますが、ストレージサーバもピンからキリまで存在します。
例えば、1000~5000円程度で買うことができてしまう、後付ハードディスなども一種のストレージサーバと言えます。逆に、Googleのような社外の人のデータも厳重に管理している場合は、一台数百万円するものもあります。
つまり、自社の規模にあったストレージを利用する必要があるのです。
一般的に、データを保存するためのものを想像したとき、下のような外付けハードディスクやUSBといった媒体を思い浮かべるのではないでしょうか?
正直個人で利用する場合には、これらの外付けハードディスクやUSBといった媒体で十分だと思います。
しかし、会社単位となると複数の人が顧客データなどにアクセスする必要があると思います。しかもその上でデータが外にもれないようにしなければならないという非常に難しい状況に置かれます。
そのため会社などでは、下のようなNAS(ネットワークハードディスク)と呼ばれるものを使います。
NAS(ネットワークハードディスク)とは?
世間一般的なハードディスク(HDD)とネットワークハードディスク(ネットワークHDD)は何が違うのか?
それは、複数人がアクセスできるか否かというのが主な違いです。
実は、”複数人がアクセスできる”と一言で表すのは簡単ですが、複数人がアクセスしつつセキュリティを守るというのは非常に難しいのです。よくわからないという人は、人がアクセスすればするほど危険度がアップし、セキュリティが弱くなると思ってもらっても構いません。
法人での利用がおすすめ!自社専用ストレージサーバ『NAS(ネットワークHDD)』の特徴・導入メリットとは?
ここからはNAS(ネットワークハードディスク)の特徴や導入する上でのメリットをお伝えしてきたいと思います。
ネットワークハードディスクという名前でもわかる通り、NASはネットワーク上のLANに接続することでデータのやり取りが簡単にできます。また、自社のネットワークハードディスクを購入・リース・レンタルすることで自社だけのデータとしてデータを閉鎖的にすることができるため外部にさらされる可能性が大きく下がり、セキュリティは必然と高くなります。
- 複数人が同時にアクセスできる。
- 自社でネットワークハードディスクを導入することで自社だけのデータが詰まったストレージにすることができる。
- 自社で管理しているため問題が起きたときの原因がわかりやすい。
- バックアップを2台同時で行うものが多く、災害等で一つ壊れても問題がない。
- ハッキングなどの不正アクセスから会社単位で守ってくれることが多い。
- セキュリティが高く、問題が起きたときも復旧・対応しやすい。
- サポート会社と契約することで後のサポートもしてくれる。
- レンタルやリースを利用することで、料金をかなり下げることができる。
セキュリティに精通したプログラマーが勧める!法人用NAS(ネットワークハードディスク)5選!
ここからは、実際にプログラマーのアドバイスを元にどこのNAS(ネットワークハードディスク)製品が、コスパ・セキュリティという面で優れているのかをご紹介していきます。
1位:Synology DS218j(+Seagate HDD 8TB~24TB)
Synology社の『DS218j』という製品にSeagate社のハードディスク4TBが2枚付属されているセット製品です。
なんと言っても、このセットでこの価格帯は正直安すぎます。2位以降の製品の価格を見てもらえばわかると思いますが、通常ですとHDDは別売りでこの値段で売っていても全く不思議では無いくらいです。
また、Synology社はハード系の会社で5本の指に入る老舗で、製品への信頼性も十分あり、とにかくコスパを重視してNAS(インターネットHDD)を導入したいという方には非常におすすめの製品です。
もし、8TBの容量では足りなくなった場合には2つのソケットでそれぞれ4TBずつ内蔵されているので同じものを交換しても良いですし、8TBや12TBを2枚入れればそれぞれ合計16TBや24TBにまで拡張可能なので容量で困るということは通常の会社であれば十分すぎるほどデータを保存・管理できるかと思います。
2位:Synology DiskStation DS918(4ベイ NAS CeleronCPU搭載 3年保証)
Synology社の『DiskStation DS918』という製品です。HDDは別売りです。
『DiskStation DS918』の特徴は主に2つあります。
1つ目の特徴は、最大4つのHDDを搭載することができる点です。つまり、2TBのHDDを4枚搭載すれば8TBの容量を確保でき、すべて4TBに差し替えれば16TBの容量が確保できるというわけです。
2つ目の特徴は、CPUを搭載している点です。先程紹介した1位のものよりも当然読み書きなどの処理速度は早いです。
さらに、3年保証がついているため3年以内であれば機器自体が壊れたとしても無料で交換してくれます。しかし、注意しなければならないのがデータを保証するわけではないという点です。基本的にデータの保証を行ってくれるとことはどこにもないというのは覚えておくと良いかもしれません。
3位:TerraMaster F2-220・420(2ベイ NAS 2.0GHz intelクアッドコア2GB・4GB)
TerraMaster社の『F2-220』と『F2-420』という製品です。HDDは別売りです。
『F2-220』と『F2-420』にはそれぞれ共通した特徴と異なる特徴があるのですが、まずは共通した特徴からお伝えしていきたいと思います。
『F2-220』と『F2-420』には、主に2つの共通した特徴があります。
1つ目の特徴は、最大2つのHDDを搭載することができるという点です。一般的な会社であれば2TBを2枚搭載して4TBあれば十分使えます。
2つ目の特徴は、intelのクアッドコアというCPUを搭載している点です。先程紹介した3位の製品よりもより優れたCPUを搭載しているため処理速度には期待できます。
ここで『F2-220』と『F2-420』の異なる特徴についてですが、この2つの違いはそれぞれCPUの処理速度の違いです。『F2-220』は2GBのCPUが搭載され、『F2-420』は4GBのCPUが搭載されています。もちろん『F2-420』の方が処理速度は早く、価格帯も大きくなるというわけです。
4位:TerraMaster F4-220・420(4ベイ NAS 2.0GHz intelクアッドコア2GB・4GB)
TerraMaster社の『F4-220』と『F4-420』という製品です。HDDは別売りです。
実は3位と同じモデルの製品なため、共通部分は省かせてもらいます。異なる部分としては、最大4つのHDDを搭載することができるという点です。
今後会社でより容量を使う見込みのある場合には、4つのHDDを搭載できるものをおすすめします。しかし、システム開発やアプリ開発などを作るなど、よほど特殊なことをしない限りは4つのストックは必要ないでしょう。
5位:TerraMaster F5-220・420(5ベイ NAS 2.0GHz intelクアッドコア2GB・4GB)
最後も、TerraMaster社の『F5-220』と『F5-420』という製品です。HDDは別売りです。
特徴としては、3位と4位と同じです。異なる特徴は最大5つのHDDを搭載できるという点です。5つもストックがあれば、もし12TBのHDDを搭載した場合60TBの容量を確保できますが、この60TBを使い切るには4Kや8Kの超高解像度の動画を毎日365日保存し続けても十分足りる容量なのであまり利用する方は少ないと思います。
まとめ
ここまでで、会社のデータを管理をする上では、セキュリティ面や複数人が同時にデータにアクセスするという点を考慮すると、NAS(ネットワークHDD)を利用することをおすすめします。
記事の後半では、実際にプログラマー目線でおすすめできる製品をいくつかご紹介し、多少参考にはなったかと思います。しかし、実際には会社の事業形態、会社の規模、求める機能によっては、おすすめできる製品というのは大きく異なってきます。そのため、どのような製品が自社に適しているのかというのは、実際に法人向けの製品を扱っている方に直接調べてもらうことをおすすめします。
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